首都オスロから約40km離…
2015夏・コペンハーゲン
デンマークの首都、コペンハーゲン(丁:København /英:Copenhagen )。
コペンハーゲンは、コペンハーゲン湾に面したデンマーク東部のシェラン島東端に位置。
市名は、デンマーク語で「商人たちの港」を意味する“Kjøbmandehavn”に由来し、大小の運河が流れる街です。
その華やかな街並から「北米のパリ」とも呼ばれるとか。
そんなコペンハーゲンへは、スウェーデンのストックホルムからスウェーデン鉄道SJで5時間半かけてやって来ました。
↓ストックホルム→コペンハーゲンの鉄道レポ↓
2015/8/28
コペンハーゲンといえば!なテーマパーク・チボリ公園へは、前日午後6時頃にコペンハーゲンに到着後に先に遊びに行ったので。
それ以外の市内名所を散策して回ります。
お隣のノルウェーへフェリーで移動するため、遅くとも午後3時30分、できれば午後2時30分にはフェリーターミナルへのシャトルバス乗り場に着いておかないといけません。
そのため、朝は8時頃に宿泊していたホステルurban HOUSEをチェックアウト。
まずはコペンハーゲン中央駅(丁:Københavns Hovedbanegård/英:Copenhagen Central Station)へ向かいます。
【google map】
赤レンガの駅舎がシックで素敵なコペンハーゲン中央駅。
駅自体は1847年に開業していますが、現在の駅舎は1911年12月完成。
その後も改修などは行われていますが、外観は100年以上ほぼ変わっていないんだとか。
コペンハーゲン中央駅とチボリは隣接しているので、駅舎の出入口へ向かう途中にチボリの横を通ります。
外から見ても、タワー系アトラクションたちの高さがいかつい。笑
コペンハーゲン中央駅へ到着。
アーチ型の鉄骨がむき出しなのが雰囲気いいです。
セブンイレブンやマクドナルド、スターバックスなどのチェーン店のほか、オシャレなカフェや売店なども入っていて、レトロとモダンの融合バランスが絶妙。
写真の真ん中に写っているのは、デンマークの国際空港であるコペンハーゲン空港のセルフチェックイン機。
コペンハーゲン空港は、元々は所在地であるKastrupの地名からカストロップ(またはかストラップ、カストルプ)空港と名付けられ、今もカストロップ空港などと呼ばれることも多いです。
デンマーク空港へは、コペンハーゲン中央駅から鉄道各種で15分〜20分ほど。
空港到着前に事前チェックインしておけるので、預け入れ荷物のない場合やビジネス利用などで便利だと思います。
こちらがデンマーク国鉄DSB(De danske Statsbane)のチケット窓口。
券売機も利用できます(2020年現在では赤色に変わっているよう)。
コペンハーゲン中央駅に乗り入れしている鉄道は、DSBの運行する近郊列車エストー(S-tog)・郊外へ向かう国内特急インターシティ(Intercity/IC)・コペンハーゲン空港を通りスウェーデンまで乗り入れているエーレスンドトーグ(Øresundstog)、その他スウェーデンやドイツから乗り入れてくる国際線など種類がたくさんあるので、事前によく調べておいたほうが良さそうです。
スウェーデン方面へ向かうエーレスンドトーグ専用の券売機もありました。
エーレスンドトーグはマルメ駅が終点。
ストックホルム中央駅まで行く場合はマルメ駅でSJに乗り換えが必要なので、マルメ駅よりも先へ行く場合は、ストックホルム中央駅-マルメ駅-コペンハーゲン中央駅を結ぶスウェーデン国鉄SJのスナッブトーグ(Snabbtåg)の方がラクで安心です。
スナッブトーグの券売機もありました。
こちらはデンマーク最大の銀行であるダンスケ銀行(Danske Bank)のATM。
デンマークの通貨はデンマーククローネ(DKK)ですが、デンマークでは2030年には現金の完全廃止と完全キャッシュレス化することが決まっています。
クレジットカードかデビットカードを持っているなら、基本的に現金は必要ないと思いますが、まだキャッシュレス対応していない個人商店があったりしますし、蚤の市で買い物する予定がある場合などは、現金も用意しておくと安心です。
クレジットカードのキャッシングができるほか、日本の銀行口座と紐付けたVISAのデビットカードを持っていれば、形式上はクレジットカードのキャッシング操作を行うことで、デンマークローネとして自分の口座から預金を引き出せます。
もちろん手数料はかかりますが、両替所の手数料より断然安いので、現地通貨の入手方法としてオススメです。
さて、コペンハーゲン中央駅へやってきた目的は、コインロッカーの利用。
チボリ側の入口からまっすぐ進んだ奥の下の階にあります。
コインロッカーのほか、有人対応のクロークもあって安心です。
クロークの利用料(24時間毎)は、小さいスーツケースなど:65DKK/大きいスーツケースなど:75DKK/ベビーカーや自転車など:65DKKで、追加料金20DKKを払えば取扱注意の対応をしてもらえますが、現金や貴金属などは対応外。
最大10日間預けられるそうですが、預けた際に発行されるチケットを紛失した場合は100DKK支払う必要があるので要注意。
コインロッカー利用料(24時間毎)は、小ロッカー:60DKK/大ロッカー:70DKKで、最大72時間(3日間)預けられます。
こちらも、預けた際のトークンとレシートを紛失した場合は100DKK必要です。
クレジットカード払い(ICチップ付きの暗証番号入力タイプのみ)もコイン払い(5クローナ硬貨or10クローナ硬貨のみ)も可能。
スウェーデンの通貨は、自国通貨のスウェーデンクローナ (SEK)です。
空いているロッカーに荷物を入れたら、タッチパネルで操作します。
支払いはクレジットカードおよびデビットカードのみ対応。
2020年現在は電子マネー対応のコインロッカーが日本にもありますが、2015年当時はコインが使えないコインロッカーがあるなんて考えたこともなかったのでびっくりしました。
料金を支払うとレシートが発行され、黒いトークンが出てきました。
返却時は、こちらの機械にトークンを入れれば預けたロッカーが開きます。
※2015年当時はこの仕組みでしたが、2020年現在はトークンではなくレシートに記載されたパスコードを使って返却するようです。
駅の正面口から出て、大通りのVesterbrogateへ出ます。
通りの真ん中にあるオベリスク(石柱型の碑)は、1788年に起きた農民改革を記念して建てられた自由記念碑。高さは20mあるそう。
写真上では、その自由記念碑の奥の角にあるのが観光案内所のコペンハーゲンビジターサービス(Københavns Turistinformation)。
建物の外観はシックですが…
中はとってもモダンです。ヨーロッパあるある。笑
チボリを含む博物館や美術館などの入場パス、近郊列車エストー(S-tog)・地下鉄メトロ(Metro)・バスの乗り放題チケット、レストランやエンタメなどの割引券がセットになったお得な観光パスのコペンハーゲンカード(Copenhagen Card)など、観光関連のチケットがここで購入できます。
もちろん無料の観光マップも手に入ります。
フリーWi-Fiも利用可能なので、その日の観光計画を練るのに便利です。
Københavns Turistinformation
Location:Vesterbrogade 4B, 1620 København
【google map】
ビジターサービスを出て、チボリ沿いを進めばコペンハーゲン市庁舎Københavns Rådhus(Copenhagen City Hall)がお目見え。
市庁舎前は広場になっていて、ドラゴンの泉・Dragespringvandet(The Dragon Fountain)があります。
ドラゴンというチョイスに、「おとぎ話の国だなあ…」としみじみ。
そんなデンマーク=おとぎ話のイメージは、やはりこの人の影響でしょう。
ハンス・クリスチャン・アンデルセン(Hans Christian Andersen)。
アンデルセンさんの像が、市庁舎の角にあります。
『人魚姫』『みにくいアヒルの子』『マッチ売りの少女』『雪の女王』などなどたくさんの童話を世に出したアンデルセンさん。
よく訪れたチボリを眺めているような角度で設置されていて、ジーンとしました。
ちなみに、市庁舎とチボリの間の通りも、H.C.アンデルセン通り(H. C. Andersens Boulevard)という名前。
市庁舎前の広場を通り抜け、H.C.アンデルセン通りから一本奥の通りを、向かって右手へ進みます。
市庁舎から少し離れたあたり、
この建物が右手にある交差点で、左手へ曲がります。
デンマーク国立博物館(Nationalmuseet)を右に見ながら通り過ぎ、運河を越えればクリスチャンスボー城(Christiansborg Slot)の裏側。
駐車スペースになっているんですが、そこにある噴水が独特。
クリスチャンスボー城には国会議事堂・内閣府・最高裁判所というデンマークの三権に関する施設が置かれており、デンマーク王室や政府の迎賓館でもあります。
一般公開しているので見学も可能。
その駐車場の先にあるのが、トーヴァルセン美術館(Thorvaldsens Museum)。
向かっていたのはここ、トーヴァルセン美術館前のトーヴァルセン広場の蚤の市(Thorvaldsens Plads Antikmarked)!
蚤の市やアンティークショップなどが多く、骨董品の街でもあるコペンハーゲン。
掘り出し物がお安く手に入るかもしれません。
デンマークの高級食器ブランドである、ロイコペことロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen)!
これは楽器…?
黒電話ならぬ、赤電話。
徒歩観光で荷物は増やせない&節約旅なので購入はできませんでしたが、いろいろ見てるだけでうきうきしました。
Thorvaldsens Plads Antikmarked
Location:Bertel Thorvaldsens Plads 2, 1213 København
【google map】
トーヴァルセン広場を後にし、“高い橋”を意味するホイブロ(Højbro)を渡ります。
ホイブロから見えるクリスチャンボー城正面を眺めて、ホイブロ広場(Højbro Plads)へ。
この辺りの都市化を始めたとさせる大司教アブサロン(Absalon)の騎馬像があるホイブロ広場は、冬になるとクリスマスマーケットが開かれ一層華やかになるそう。
ホイブロ広場から1本入った奥に見えるのは、旧聖ニコラス教会。
現在は、ニコライ現代美術センター・Nikolaj Kunsthal(Nikolaj, Copenhagen Contemporary Art Center)として運営されています。
ホイブロ広場は、東西に1.1km続くコペンハーゲンの目抜き商店街ストロイエ(Strøget)のアマー広場(Amagertorv)と繋がっています。
噴水は、コウノトリの泉・Storkespringvandet(Stork Fountain)。
ディズニーストアとロイヤルコペンハーゲン本店が並んでいて、特にディズニーストアに入りたくてうずうずしましたが、ストロイエにはまた戻ってくるので今は我慢。笑
ストロイエを横切って、Købmagergade へ。
こちらへも商店街が続いています。
進んでいくと、右手にドーンとあるのがラウンドタワー(Rundetaarn)。
17 世紀に天文台として建てられた塔で、現在は展望台とプラネタリウム、イベントホールが営業されています。
屋上までは、階段ではなく螺旋スロープが続いているそう。
ラウンドタワーの横にある広場のほっこりできそうな雰囲気がよかったです。
Rundetaarn
Location:Købmagergade 52A, 1150 København
【google map】
⇒Rundetaarn公式サイト(英語)
まだまだ商店街を進むと、大きな噴水のある広場Kultorvetに出ます。
奥の茶色い建物、1階はコペンハーゲン発祥の雑貨屋さんタイガーことFlying Tiger Copenhagenの店舗でした。
タイガーのある通りをさらに進むと、DSBとメトロ(地下鉄)のNørreport駅があります。※写真は後ほど
Nørreport駅も、Frederiksborggadeという通りを、そのまままっすぐ通り過ぎます。
途中で見かけたお店。
JAPAN PHOTOって書いてるので、写真屋さんかな?と思ったんですが、『物』とは…?笑
とはいえ、日本から遠く離れた北欧で日本をフィーチャーしてくれていて嬉しくなりました。
進んだ先には、川に見える細長い湖があります。
Dronning Louises Bro(Queen Louise Bridge)を渡った先にある一画が、アンティークショップ通りのRavnsborggade!
300mほどの通りの間に、骨董品屋さんが点在しています。
営業日や営業時間がお店や店主の気まぐれでバラバラな感じですが、それもまた骨董品店通りっぽくて良き。
シックな雑貨や可愛い食器がたくさん。
店舗に入る勇気はなくても、ウィンドウショッピングでも十分楽しめます。
【google map】
再びDronning Louises Bro(Queen Louise Bridge)を渡って戻り、今度はFrederiksborggadeではなく、向かって一本左手のGothersgadeを進みます。
途中見かけたレンタサイクルショップ。
コペンハーゲンは、全体的に自転車利用の多い北欧の大都市の中でも特に自転車移動されている方が多く感じました。エコな街。
Gothersgadeを進むと左手に現れるのが、ローゼンボー城(Rosenborg Slot)。
17世紀建てられてたオランダ ルネサンス様のデンマーク王室の離宮と庭園で、現在はその一部が王冠の宝石などを所蔵する王室博物館となっています。
ガイド付きツアーで見学もできます。
Rosenborg Slot
Location:Øster Voldgade 4A, 1350 København
【google map】
ローゼンボー城一帯の公園を抜けさらにGothersgadeを進むと、コンゲンス・ニュートー広場(Kongens Nytorv)へ出ました。
1907年からある石畳の広場です。
ここでも蚤の市が!
デンマークの食器は、高級感というかロイヤル感があって本当に素敵。
陶磁器だけでなく、銀食器もありました。
このコンゲンス・ニュートー広場から続くのが、コペンハーゲンと聞けば最初に思いつく人でもあろうニューハウン(Nyhavn)!
“新しい港”を意味するニューハウンは1670年に国王となったクリスチャン5世によって建設され、1673年に完成しました。
埠頭となる水路を囲うように、カラフルな建物の飲食店やアンティークショップが立ち並ぶエリアです。
この水辺にカラフルな建物が並ぶ景色、ずっと実際に見てみたくて憧れていました。
圧巻。感動。
NYHAVNの文字と番地がデカデカと掲げられた建物も。
建物の前には、オープンカフェが並びます。
水路にはヨットが停泊。
アンデルセンさんはこのエリアが大好きだったそうで、旧居が3軒もあるそう。
そのうちの1つが可愛いボートの後ろにある赤い建物で、現在は1階がアンデルセンさんグッズのショップになっています。
あとヨーロッパあるある、橋に南京錠つけがち。笑
途中にあるニューハウンブリッジ(Nyhavnsbrosen)から撮影。
この橋は、ボートやヨットが通れるように跳ね橋になっています。
パステルカラーの建物も可愛いし、
レンガのシックな建物も良きです。
アンデルセンさんが住んでいた赤い建物側は、運河を挟んだ対岸とインダーハウンスブローエン(Inderhavnsbroen)という橋でつながっています。
写真は2015年時点なのでまだ建設途中ですが、80メートルの徒歩と自転車専用橋として2016年から使用されています。
【google map】
ニューハウンブリッジのところにあるソフトクリーム屋さんの角を曲がって、ニューハウンを後にします。
ニューハウンブリッジから続くToldbodgadeという通りを進んでいくと…
え?大砲?
武器庫だった建物を利用したホテル、コペンハーゲンアドミラールホテル(Copenhagen Admiral Hotel)が右手にありました。びっくりした。笑
お子さんをサイドカーならぬバックカーに乗せた自転車にもびっくりした。
これのフロントカーバージョンも見かけました。
日本式の後ろにお子さんを乗せるスタイルより転けたりした時のリスクは少ないですが、横を自動車のタイヤが通り過ぎていくの、乗せられた子供たちは怖くないのかな…?
なんて思っているとアマリーガーデン(Amaliehaven)に到着。
奥に写っているのは、デンマーク国立オペラハウス(Operaen)。運河を挟んで向かいにあります。
運河沿いを北上していたら、セグウェイを使った観光ツアーに遭遇しました。
等間隔なのがすごい。楽しそう。
対岸にある、海軍基地ホルメン(Flådestation Holmen)。
英国国教会の聖オルバン教会(St Alban’s Church)とゲフィオンの泉(Gefionspringvandet)が見えてきました。
ゲフィオンは北欧神話の女神の一人で、スウェーデン王から与えられた広大な敷地を4人の息子を牛に変えて一晩で耕し、コペンハーゲンのあるシェラン島を作ったんだそうで、その様子が像となっています。
この奥に広がる公園は、17世紀にコペンハーゲン港を防御するために作られた星型要塞のカステレット要塞(Kastellet)。
城壁は今も残されていますが、ミュージアムがあったりイベント会場になったり、コペンハーゲン市民憩いの公園です。
【google map】
カステレット要塞沿いをさらに進むと…
いました、人魚姫!
アンデルセン童話『人魚姫』のバレエ公演に感銘を受けたデンマークビール醸造会社カールスバーグ(Carlsberg)創設者の息子カール・ヤコブセン(Carl Christian Hillmann Jacobsen)が、彫刻家エドヴァルド・エリクセン(Edvard Christian Johannes Eriksen)に依頼して製作された人魚姫の像(Den lille havfrue)。
お顔のモデルは、バレエ公演で主役の人魚姫を演じていたプリマドンナのエレン・プリース(Ellen Juliette Collin Price)。
体のモデルは、エドヴァルドの妻エリーネ。
人魚姫が人間に姿を変えていく様子を描いた像で、人間の足と人魚のヒレが一体となっています。
あと乗ってる岩のバランスが絶妙。
思っていたより小さく、破損やラクガキなどたくさんの被害のせいで世界三大がっかり名所なんて呼ばれたりもしますが。
このアンデルセン童話『人魚姫』をモデルにしたディズニー映画『リトル・マーメイド(The Little Mermaid)』が子供の頃から大好きな私にとっては、外せないスポットでしたし。
何より、アリエルと違って海の泡となって消えてしまう原作の人魚姫の儚さ感じられる作品で、見に行ってよかったです。
アマリーガーデンまで戻ってきたら、実は向かいはアマリエンボー宮殿(Amalienborg Slot)。
アマリエンボー宮殿は八角形の広場の周りに配された4つのロココ調宮殿からなり、デンマーク王室が居住されています。
衛兵のクマ毛皮の黒いモフモフ帽と青いズボンの制服も、色鉛筆みたいな形の衛兵小屋も可愛い。
アマリエンボー宮殿では、毎日正午に衛兵の交代式があります。
間に合ってよかった〜!
ローゼンボー城から行進でやってくる衛兵さんたちとアマリエンボー宮殿で任務中だった衛兵さんたちが交代するセレモニー。
この時はデンマーク女王が在宮されていたので、音楽隊も登場しました。ラッキー。
元々は4つの貴族のために、造営されたアマリエンボー宮殿。
だから宮殿が4つあるんですね。
しかしクリスチャンスボー城が1794年に焼失してしまい、その際に王室がこの宮殿を購入し居所を移したんだそう。
広場の真ん中にある騎馬像は、アマリエンボー宮殿造営者であるフレデリク5世。
宮殿の一部は博物館として一般公開されいて、1863~1972年にかけての王族の居室や当時使われていた品々などが見学できます。
Amalienborg Slot
Location:Amalienborg Slotsplads 5, 1257 København K
【google map】
ちなみに広場から見える丸い建物は、北欧最大のドーム建築を構えるフレデリック教会(Frederiks Kirke)。
こちらもロココ様式で、その材質から“大理石教会(Marble Church)”とも呼ばれ親しまれています。
そんなフレデリック教会を右手に進みます。
通りがかったカフェの雰囲気がとても好みだったので、かなり歩いて疲れたし休憩することに。
内装もめちゃめちゃ好み!可愛い!入って正解!
レトロなレジもめちゃめちゃ可愛い。最高。
そんな素敵なカフェ・MOMORSで、ベリースムージーとデニッシュパンをいただきました。
本場のデニッシュパンは食べておかないと。
スムージーは44DKK、デニッシュパンは26DKKでした。
優しい甘さと可愛い雰囲気に癒されました〜。
MORMORS
Location:Bredgade 45, 1260 København
【google map】
⇒MORMORS公式サイト(デンマーク語)
MORMORSを出たら…
牛がいました。みんな見てる。笑
クリスチャン10世の騎乗馬を左手に見ながらコンゲンス・ニュートー広場まで戻って来たら…
お待ちかね、目抜き通り商店街ストロイエ(Strøget)へ!
ストロイエ入ってすぐのギネス世界記録博物館(Guinness World Records Museum)。
アマー広場(Amagertorv)まで進んだら、ロイヤルコペンハーゲン本店へ!
…ではなく、お隣のディズニーストア(Disney Store)へ入ります。笑
ディズニーストアがあれば入らずにはいられない、ディズニーファンの性。
人魚姫の街だから、アリエルがフィーチャーされているのかな…?と思いきや、
『アナと雪の女王(FROZEN)』のエルサがお出迎え〜。
まあ『FROZEN』もね、アンデルセン童話『雪の女王(Sneedronningen)』にインスパイアされた作品ですしね…。内容は全然違うけど…。
デンマークやコペンハーゲンのご当地ディズニーグッズが手に入るので、ディズニーファンの方へのお土産には困りません。
ニューヨークのディズニーストアにも、ご当地グッズあったな〜。
海外ディズニーストアは、大人向け雑貨は少ない分、プリンセスのドレス類などキッズアイテムが豊富です。
ストロイエには、ディズニーストアや高級ブランド店など全国展開・全世界展開されている店舗のほか、普通のお土産屋さんもあります。
全世界で大人気のブロック玩具レゴ(LEGO)の大型ショップも。
レゴってデンマークの会社なんですね。
デンマーク王室の衛兵風ブロック人形が可愛い。
レゴショップの向かいに続く路地、こんなところにもカラフルな建物が並んでいて、いちいち可愛いコペンハーゲンの街並。
さらにストロイエを進むと、カリタスの泉(Caritasspringvandet)のある広場ガメルトーヴ(Gammeltorv)があります。
カリタスの泉は、1608年にクリスチャン4世によって建てられたコペンハーゲンで最も古い噴水。
カリタスがラテン語で“愛”を意味するとおり、母子の像です。
ガメルトーヴ(Gammeltorv)の向かいもHenrettelsespladsという広場。
コペンハーゲン市裁判所(Københavns Byret)があります。
さすがご当地、またあったタイガーを過ぎれば…
ストロイエはここで終わり。
市庁舎前広場へ戻って来ました。
ストロイエは、市庁舎前広場とコンゲンス・ニュートー広場を結ぶ商店街というわけです。
汽車風の乗り物が止まってました。
コペンハーゲンの名所をぐるっと回って市庁舎前に帰って来たところで、私の今回のコペンハーゲン観光はおしまいです。
歴史が色濃く残った可愛い街並み、たくさんの広場と像、コペンハーゲンは『おとぎ話の街』という形容がピッタリの街でした。
チボリというテーマパークもありますが、そもそも街全体がテーマパークみたい。
そりゃ、アンデルセンさんも童話いっぱい書くよね〜。
コペンハーゲン中央駅に戻ってコインロッカーから荷物を取り出したら、最後に公共交通を利用してみます。
ノルウェーのオスロへフェリーで向かうため、まずはフェリーターミナルへのシャトルバスに乗るのですが、その乗り場がローゼンボーグ城の近く。
最寄駅であるNørreport駅へ向かいます。
アンティークショップ通りのRavnsborggadeへ向かう時に通り過ぎた駅です。
コペンハーゲン市内の公共交通機関は近郊電車エストー(S-tog)・地下鉄メトロ(Metro)・バスで、料金は3種共通のゾーン制。
コペンハーゲン中央駅は、2015年当時は地下鉄の駅ではなかったのですが。
2019年9月29日の地下鉄シティサークルラインの全面開通により、地下鉄の駅にもなりました。
Nørreport駅はエストーとメトロどちらの駅でもありますが、コペンハーゲン中央駅から向かう場合はエストーに乗ります。
コペンハーゲン中央駅もNørreport駅もZone 1内ですが、チケットは24 DKKの2ゾーン券の1回利用シングルチケットが一番安い切符なので、それを購入。
シングルチケットは、移動できる範囲が1ゾーン増えるごとに12 DKK増えていき、すべてのゾーン移動可能なシングルチケットは108 DKK。
1時間の間は指定したゾーン内なら乗り放題です。
ホームには打刻機がありましたが、現在は有効期限が記載されたチケットに変更されているため、打刻の必要はなく、打刻機にチケットも差し込めません。
以前あった回数券もこの打刻機で打刻して利用していたようですが、回数券も現在はありません。
その代わり導入されたのが、プリペイド交通電子マネーRejsekort(ライセコート)。
Rejsekortはこちらの機械にタップして乗車します。
Rejsekortだと、チェックインしたゾーンからチェックアウトしたゾーンまでの一番安い運賃を自動で計算してくれ、チェックアウト後30分以内に同じゾーンから乗車すると、後の移動も前の移動と合算してくれるので、初乗り料金を再び払わなくてOK。
さらにRejsekortだと運賃が20%オフになるそうで、コペンハーゲン市民の強い味方ですね!
赤い塗装が可愛いエストーに乗り込みます。
広々とした車内。
椅子の背もたれの丸いフォルムが可愛い。
駅の表示を確認しながら、乗り過ごさないように注意します。
無事、Nørreport駅に到着。
エストー以外の地下鉄などは追加料金が必要ですが、エストーはラッシュアワー以外なら専用車両で自転車も一緒に乗車可能。
大きなエレベーターがあるので、自転車も車椅子もベビーカーも大きなスーツケースも安心です。
Nørreport駅からローゼンボーグ城へ向かって歩き、シャトルバス乗り場に到着。
バスの発車時刻が14時45分だったんですが、余裕を持ちすぎて14時頃着いてしまった…。笑
午前8時頃にホステルをチェックアウトしてから、ほぼ6時間歩き回りました。
博物館やお城見学などをするなら交通機関を使わないと間に合わなかったかもしれませんが、徒歩だからこそ見れた街並がいっぱいあって、しかも市街地がコンパクトなこともあってほとんどの名所が見れたので、大満足なコペンハーゲン散策でした。