Conference National:Cambridge United FC vs. Braintree Town FC〜ケンブリッジの街紹介も〜

 

観戦日時:2013/12/26(木) 12:00 kick off
場所:The R Costings Abbey Stadium

2013年10月から、3ヶ月のイギリス語学留学をしていた私。

ケンブリッジ大学が有名な、ケンブリッジ(Cambridge)という街に滞在していました。

ロンドンの北西部に位置する、イギリス情緒あふれる可愛い街です。

首都ロンドン(London)からは、電車ならキングスクロス(King’s Cross)駅から乗り換えなしで1時間半(50分程度の運行もあります)ほど、長距離バスならロンドン主要バスターミナルであるヴィクトリアコーチステーション(Victoria Coach Station)からNational Expressのコーチ(イギリス英語で長距離バスのことをコーチと言います)で3時間ほど。

ケンブリッジ駅の外観、シックで好きです。

ケンブリッジといえば、オックスフォード大学と合わせて「オックスブリッジ」と呼ばれる英国二大名門大学の一つ、ケンブリッジ大学(Cambridge University)が超有名な学園都市。

オックスフォード大学とケンブリッジ大学は、イギリス伝統のカレッジ制大学。

カレッジ制というのは過去に全寮制だった頃の名残のようなもので、ハリーポッターの寮をイメージするとわかりやすいかも。

⇒ハリポタ記事(編集中)

いずれかのカレッジに入学・所属する形ですが、学部によってカレッジが分かれているわけではないので、いろんなカレッジ(校舎)へ講義を受けに行くそう。

ケンブリッジ大学には合計31のカレッジがあります。

オックスフォードは「街の中に大学がある」と言われるほど、街中にカレッジが点在しますが。

⇒オックスフォード記事(編集中)

対して、ケンブリッジは「大学の中に街がある」と言われるほど、街全体が大学の敷地なのかな?というくらいに、パッと見は芝生の公園と教会とカレッジだらけの街です。

例えば有名なのは、アイザックニュートン(Isaac Newton)が在籍していたトリニティカレッジ(Trinity College)。

ニュートンが万有引力を発見したとされるリンゴの木の子孫が植えられています。

そして、ケンブリッジ大学といえば!なアイコン的カレッジのキングスカレッジ(King’s College)。

ちなみに、キングスカレッジ斜め向かいにあるグレートセントメアリーズ教会(Great St Mary’s, the University Church)の鐘のメロディは、ロンドンのビッグベン(Big Ben)ことウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)時計塔のモデル、つまり日本の学校のチャイム音「キンコンカンコン」の大元だったりします。

キングスカレッジ前の通りキングスパレード(King’s Parade)は、ケンブリッジ大学のグッズショップがあったり、ファッジのお店があったり、カフェもあるので休憩できたり、お気に入りの通りです。

また、ケンブリッジの由来となったケム川ではパンティングというアクティヴィティがあるのですが。

ケム川はキングスカレッジの真裏に通っているので、キングスカレッジを裏側から見ることができます。芝生が綺麗…。

セントメアリーズ教会とは逆側の、キングスカレッジの斜め向かいにある大きな金色のコーパス・クロック(Corpus Clock)。

建物はコーパスクリスティカレッジ(Corpus Christi College)の図書館です。

コーパスクリスティカレッジの教授だった理論物理学者の故・スティーブンホーキング(Stephen Hawking)博士が2008年に発表した針もデジタル表示もない時計。

発表したのはホーキング博士ですが、コオロギかバッタのような時計時間を食べる怪物“Chronophage”が特徴的なこの時計は、コーパスクリスティカレッジ卒の時計学者ジョン・テイラー(John Taylor)博士が7年の歳月と100万ポンドを費やして発明・デザインしたもの。

ホーキング博士といえば、ケンブリッジ大学の大学院生時代に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した彼の半生は映画『The Theory of Everything(邦題:博士と彼女のセオリー)』で描かれていますが、ホーキング博士を演じたのはハリーポッターシリーズの映画『ファンタスティックビースト(Fantasitic Beasts)』の主人公ニュートスキャマンダー役でお馴染みのエディレッドメイン(Eddie Redmayne)

ロケはもちろんケンブリッジで行われていてケンブリッジの空気感にときめくし、エディレッドメインの演技力が素晴らしいし、エディレッドメイン自身もケンブリッジ大学トリニティカレッジ卒ということでエディ様ファンにとってはそういう意味でもエモい映画だと思います。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

博士と彼女のセオリー [ エディ・レッドメイン ]
価格:1100円(税込、送料無料) (2021/12/26時点)

コーパスクロックのある角を入ると、ケンブリッジを代表する老舗パブ・The Eagleがあります。

ケンブリッジ最古のパブとしてと同じくらい有名なのが、分子生物学者のジェームズワトソン(James Watson)とフランシスクリック(Francis Crick)が、DNAの二重螺旋構造を世界で初めて提唱した場所だということ。

カフェでありファミレスであり居酒屋であるのがイギリスのパブですが、つくづくアカデミックな街です…。

中庭のテラス席がめちゃめちゃ素敵。

授業が午前だけの日のランチに、フィッシュ&チップスとサイダー(リンゴの発泡酒)をいただきに行った時の写真。

店員さんが通るたびにいろんなソースを勧めてくれたりして、フレンドリーなお店です。

自転車があれば市内全域を軽く回れてしまうほどコンパクト街ながら、中心部(City Centre/以下シティセンター)にはショッピングセンターが2つ(Grand ArcadeとThe Grafton)もあるし、テスコ(Tesco)にマークス&スペンサー(Marks & Spencer)にウェイトローズ(Waitrose)に…とイギリスの有名スーパーは揃っているし、薬局のブーツ(Boots)もイギリス版100均のパウンドランド(Poundland)もプチプラ衣料ブランドのプライマーク(Primark)の大きなストアもあるし、パブはもちろん可愛いティーサロンにパティスリー、各種レストラン、コーヒーショップチェーンのコスタ(Costa)もあるし、基本的には何不自由なく暮らせます(学生街かつ住宅街なので産業的なものがほとんどない分、他のイギリスの街に比べると物価は少し高いようですが)。

クラブなどもあるにはありますがロンドンのような華やかな誘惑はほとんどなく、穏やかに勉学に集中できる街で、でも週末はロンドンにも日帰りで遊びに行けるような距離で、留学するには最高にオススメの街です。

実際私も、週末は学校のアクティヴィティーツアーに参加したり国外旅行したりと割と遠出していましたが、平日は語学学校とホームステイ先の往復で、放課後に軽く散策したり買い物に寄ったり友人とカフェに行ったりくらいはありましたが、夕方に帰宅後はひたすら宿題と復習!という真面目な学生生活を送っていました。

そんな生活の中でのお気に入りの場所が、大きな芝生のグラウンド公園・パーカーズピース(Parker’s Piece)!

長距離バスの停留所がパーカーズピースに面した道路なので、私が一番最初にケンブリッジの空気を吸った場所でもあります。笑

サッカーの発祥には諸説ありますが、だからこそ統一されていなかったサッカーのルール。

1848年にケンブリッジ大学フットボール部が近代サッカーのルール、通称ケンブリッジルール(Cambridge Rules)を制定した公園として知られています。

世界最古のサッカー協会であるイギリスのフットボールアソシエーション(The FA/The Football Association)が1863年に創立された際、このケンブリッジルールは公式ルールの基になりました。

そんな、サッカーに所縁のある街でもあるケンブリッジ。

というわけで、ようやく本題です。笑

ドイツのブンデスリーガも

ベルギーでの日本代表戦も

同じイングランドのマンチェスターUの試合も、

留学期間中、散々他のヨーロッパの街でサッカーを楽しんでおいて、お世話になった街のホームクラブの応援に一度も行っていないなんて!

ということで、ケンブリッジを発つ直前の12月26日ボクシングデーに、ケンブリッジがホームタウンのフットボールクラブ・ケンブリッジユナイテッドFC(Cambridge United FC/以下、ケンブリッジU)の試合を観戦することにしました。

ちなみにボクシングデー(Boxing Day)とは、英連邦諸国におけるクリスマスの翌日にある休日。

元々は、クリスマスにプレゼントとして新しいものをもらったことで要らなくなった服などを箱に詰めて(=Boxing)寄付する日だったから、とホストマザーに教えてもらいましたが、現在ではクリスマス商戦の売れ残りセールの日(日本で言うところの初売りセールの日?)という感覚が強いそう。

さて2013-2014シーズン当時、ケンブリッジUが属していたのは、プレミアリーグ・FLCフットボールリーグチャンピオンシップ(現EFLチャンピオンシップ)・FL1・FL2ことフットボールリーグ1・リーグ2(現EFLリーグ1・リーグ2)に次ぐ、イングランドのプロサッカーリーグ5部相当であるカンファレンスナショナル(現ナショナルリーグ)。

本拠地であるアビースタジアム(Abbey Stadium)は、ケンブリッジの市バスcitiの3番バスFison Road行きに乗ってDitton Walkというバス停で降りてすぐ。

ただし試合後は大渋滞なので、バスで帰るなら時間はかなり多めに見積もっておくほうがいいです。

3番バスはケンブリッジ駅からも乗れます。

citiはロンドンのバスと同じく2階建バス。

上の写真のような真っ赤なロンドンバスと違って、かなりポップな色味ですが。笑

バス通学だったのですが、二階の先頭席の眺めが大好きでした。

Ditton Walkのバス停で降りて来た道を少し戻ると、アビースタジアムの看板が見えました。

【google map】

そして、ケンブリッジUの看板。

5部リーグのクラブチーム、比べられるものではないですが日本なら地域リーグ相当。

それでも公式ショップがあるイングランドの素晴らしさ!

サッカーの試合がない日でも、試合のチケットやレプリカユニフォーム、グッズが購入できます。

オフィシャルショップの営業時間は、公式サイトでご確認ください。

また、グッズやチケットはクラブの公式サイトでも購入可能です。

Cambridge United FC公式サイト

事前にチケットと何かしらのグッズを買っておこうと下見と散歩がてら徒歩で行ってみたのですが、シティセンターからでもちょっと遠かったですが、頑張れば歩ける距離でした。

帰りは普通にバスで帰りましたが。笑

レプリカのホームユニフォームは売り切れで、アウェーユニはありましたが£40(当時のレートで約7000円)したので諦めました。

ちなみにホームカラーは黄色、アウェーカラーは水色です。

というわけで、応援グッズとしてはニットキャップを購入。可愛い。

メインスタンド指定席の成人料金は£18だったんですが、大学も語学学校も関係なく成人していても学生証さえあれば学割料金の£12です。

ヨーロッパは美術館などでも年齢を考慮しない学割が割とあるので、ありがたい…。

対戦相手はブレントリータウンFC(Braintree town FC)。

チケットには、「YOU ARE ADVISED TO TAKE UP YOUR POSITION HALF AN HOUR BEFORE THE KICK OFF(キックオフの30分前には座席に着いておいた方がいいよ)」「 WELCOME TO THE R COSTINGS ABBEY STADIUM(アビースタジアムにようこそ)」「 WE HOPE YOU ENJOY THE MATCH(試合を楽しんでね)」のメッセージ。

イギリス的言い回し、大好きです。

 

試合当日は、選手たちのウォーミングアップ中にスタジアムに到着。

スタジアム入ってすぐがメインスタンドとホームゴール裏に分かれる角なんですが。

ピッチのこの近さ!そして選手たちのイケメンさとデカさ!笑

バックスタンド、わかりにくいですがホーム側はかなり埋まっています。

メインスタンドはこんな感じ。指定席なので到着がゆっくりなのかも。

座席が黄色いアウェーゴール裏は、クリスマス翌日ということもあってか流石にガラガラでしたが。

ホームゴール裏はこの通り!熱いなあ!

クラブマスコットのマーヴィンくん(Marvin the Moose)。

5部リーグでも、ちゃんとマスコットがいるんですよ〜。

しかし、例えばマンチェスターUのマスコット・フレッドくん(Fred the Red)もですけど、胴体にお金をかけてもらえないからなのか可動のしやすさを優先してかはわからないですが、彼らの頭身バランスの怖さはどうにかならないんでしょうか…。笑

メインスタンドも埋まってきて。

いよいよキックオフ。

技術的には日本の高校サッカー全国大会やJユースレベルくらい?という印象したが、選手の背も体格も大きいし選手同士の当たりも強くて、その迫力にさすがイングランド!となったし、それに応じたサッカーをしていて楽しかったです。

アジア人しかも女性が1人で観に来ているのが珍しいのか、隣のおじいさんがニコニコ話しかけてくれたり、逆隣のおじさんが周りのチビッコに配るのと同じように飴ちゃんをくれたり。

サポーターさんたちのファミリー感や地域に根付いたイングランドのサッカー文化を体験できたのがハッピーだったし、サッカーっていいなと改めて思いました。

収容人数8000人のアビースタジアムもコンパクトで臨場感があり、私のお気に入りスタジアムの一つになりました。

試合は、1-0でケンブリッジUの勝利!

この2013-2014シーズンにケンブリッジUはカンファレンスナショナルで2位となり、フットボールリーグ2へ昇格。

さらに2020-2021シーズンではフットボールリーグ2で2位となり、2001-2002シーズン以来20シーズンぶりのフットボールリーグ1に昇格を果たしました。

それも後押しになってか、新スタジアム構想もあるそうで。

アビースタジアムのあるニューマーケットロード(Newmarket Road)をさらに行った先にあるケンブリッジ空港が改修工事を行うため空き地ができ、さらにケンブリッジにトラム(路面電車)の交通網が整備される計画もあり、その空き地に収容人数12000人規模の新スタジアムを建設するとのこと。

1932年以来の本拠地がアビースタジアムじゃなくなってしまうのは寂しいけれど、ケンブリッジUの活躍はずっと応援しています。

Cambridge United FC公式サイト

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA