フランス年始のお楽しみスイーツ!ガレットデロワ

 

ヨーロッパの年末一大イベントといえばクリスマス。

前日のイブはクリスマスの買い出しや準備で忙しない、日本で言うところの大晦日。

家族や親族が家に集まってプレゼントを交換し食事会やパーティーで過ごすクリスマス当日は、家族や親戚とお年玉をあげたりお年賀を交換したり御節やご馳走を食べて過ごす日本のお正月のよう。

イギリス語学留学中のホームステイ先は、ビュッフェスタイルで一日中好きな時に各々つまんで集まった家族とおしゃべりしながらまったり過ごすスタイルでした。

大晦日やお正月は、例えばロンドンではカウントダウンイベントやニューイヤーパレードなどのイベントがあったりもしますが、クリスマスや日本のお正月ほどの重要度はない印象。

また、スペインでは1月6日の公現祭、レジェス・マゴス(Reyes Magos)までクリスマスムード。

馬小屋で生まれたばかりのイエス・キリストを、1月5日の夜に東方から3人の賢者(博士)が訪れ贈り物をした日を祝う、公現祭。

近年、子供たちはクリスマス当日にスペイン版サンタクロースのパパ・ノエル(Papa Noel)からプレゼントを貰うスタイルも定着しつつあるそうですが。

バルセロナ(Barcelona)などのカタルーニャ地方(Cataluña)では、1月6日の朝にスペインの子供たちはロス・レジェス・マゴス(三賢者)から貰ったプレゼントを開けるそう。

そして、1月6日の朝食はロス・コン・デ・レイジェス(Roscón de Reyes)という、砂糖漬けフルーツでクリスマスリースのようにカラフルに飾られたパウンドケーキ。

中には小さな人形などが入っており、王様や賢者の人形が当たると運がいいというおみくじ要素付き。

そんなロス・コン・デ・レイジェスと同じく、スペインのお隣・フランスにも公現祭、エピファニー(Épiphanie)に食べるスイーツがあります。

それが、ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)

直訳すると「王たちの菓子」ですが、王たちにあたるロワ(rois)はこの場合、東方の三賢者を意味するロワ・マージュ(rois mages)のこと。

こちらも中にソラ豆を意味するフェーヴ(fève)と呼ばれる陶器の小さな人形が1つ入っていますが、パウンドケーキではなくアーモンドクリームの入ったパイで、上に紙製の王冠を飾ります。

パン屋さんやケーキ屋さんでは、紙製王冠付きで売られています。

イギリス語学留学からの帰国前に語学学校でできたフランス人のお友達の家(パリ)へお邪魔し、その際にいただいたんですが、その切り分けルールが楽しくて印象的でした。

まず、家族の末っ子など集まったメンバーの中で最年少の人がテーブルの下に入ったり目隠しをしたりして、その人からガレット・デ・ロワを見えないようにして切り分けます。

そして、切り分けたガレット・デ・ロワが見えない状態の最年少に「これは誰の分?」と訊いて、誰がどれを食べるか指名させるんです。

これで、一切れの大きさもどれにフェーヴが入っているかも文句なしでシェアできるというわけ。

そして、フェーヴが入っていた人がその年の幸運な人として、王冠を被ります。

ちなみにこの時は、ガレット・デ・ロワを切り分けてくれた友人のお母さんところにフェーヴが入っていて、なんという当然感!と思いました。笑

ガレット・デ・ロワは公現祭(エピファニー)を祝うものではありますが、食べるのは必ず1月6日だけ!ということではなく、1月下旬頃までは人が集まるたびに食べる楽しいスイーツです。

 

ここ数年、日本のパン屋さんやケーキ屋さんでも売られているのを目にするようになりました。

お正月も一段落した1月6日、特に小さいお子さんのいるご家庭でぜひ楽しんでほしいガレット・デ・ロワですが、フェーヴを誤って飲み込んでしまわないようにだけはお気をつけくださいね!笑

 

 

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