イースターの起源

イースターとは、復活祭のことですね。復活祭?誰が復活?

ずばり、キリストの復活をお祝いするんだそうです。

イースターはキリスト教国共通の行事です。

キリストが処刑されたとされる“受難の金曜日”は、キリストが死ぬことによってキリストを信じた者たちのキリストを信じたという罪が赦されたという考えから、Good Friday(グッドフライデー/聖金曜日)と呼ばれるそうです。

その処刑から3日目の日曜日、なんとキリストは死から蘇ります。

その復活をお祝いするのがイースターの本番、Easter Sunday(イースターサンデー)です。

なぜ英語における復活祭の名称が「イースター」なのか。

キリスト教がゲルマニアに広まった際に、北欧神話(ゲルマン神話の一種)に出てくる春の女神・Eostre(エオストレ)に結びつけられたというのがメジャーな説なようです。

北欧神話における神々の存在は、キリスト教における神との関係性に問題を生じさせないのか、と疑問に思ったのですが。

北欧神話の神々はキリスト教が布教される以前より、宗教というよりゲルマン民族にとっての文化のようなものという解釈に私は落ち着きました。

新たな生命によって草木の芽吹く春に生まれ変わりや復活を見出し、

「春の訪れをエオストレに感謝したウサギたちが春色に塗り分けた綺麗な卵をプレゼントした」

という神話を復活祭の催しに反映させた、と言ったところでしょうか。

↓復活祭の催しについて↓

さて。イースターは毎年決まった日付ではありません。

「春分の日のあとに来る最初の満月から数えて最初の日曜日がイースターサンデー」

というルールがあるのです。

日本の法律における春分の日は、天文に基づき年によって3月20日or21日と異なりますが。

キリスト教では、春分の日は3月21日に固定されています。

なので、イースターサンデーは3/22〜4/24の間で毎年異なるのです。

さらに。

西ヨーロッパが属する西方教会(Western Chiristiany)と中東・ギリシャ・アナトリア・東ヨーロッパが属する東方教会(Eastern Chiristiany)でも日付が異なります。

元々、太陰暦というこよみで決められていたイースター。

西方教会は太陰暦の日付をそのまま現代の太陽暦に移し、3/22〜4/24の間に。

東方教会は太陰暦で数えた日を太陽暦に当てはめ、4/4〜5/8の間に。

それぞれの日取りでお祝いするわけですが、2014年、2017年、2025年のように重なる年もあるようです。

カナダでは、西方教会の日程でお祝いします。

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