イースターとは、復活祭のことで…
イースターの祝い方
グッドフライデーの金曜日から翌月曜日まで、カナダではEaster Holiday(イースターホリデー)と呼ばれる4連休です。
今年2015年は、4/3〜4/6まで。
↓日程や名称について↓
連休初日の金曜日、グッドフライデーにはhot cross buns(ホットクロスバン/バンズ)というイギリス発祥の菓子パンを食べます。
レーズン等のフルーツとシナモン等のスパイスを練り込んだパンで、表面にアイシングなどで十字が描かれます。
この十字は、キリストが処刑された十字架を模しているんだとか。
イースターに由来するパンですが、年中食べられています。
私が買いに行ったパン屋さんには、チョコレート味のホットクロスバンも売っていました。
イースターのモチーフといえば、Easter Egg(イースターエッグ)と呼ばれるペイントされた装飾卵とそのイースターエッグを運んできてくれるEaster Bunny(イースターバニー)と呼ばれるウサギ。
↓モチーフの由来について↓
また、卵から孵ったヒヨコ、chick(チック)もイースターグッズには欠かせないメンバーです。
卵は新しい生命をイメージさせるので、キリストの復活を連想できるアイテムですね。
さらに、装飾卵は愛・富・幸運・繁栄の象徴。
子だくさんなことから、ウサギも繁栄の象徴とされます。
ちなみに、バニーは“ウサちゃん”のような幼児語。
なので、Easter Rabbit(イースターラビット)とも。
イギリスでは、野うさぎを意味してEaster Hare(イースターヘアー)と呼ぶんだそう。
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イースター本番の日曜日、イースターサンデー。
子供たちは、Egg Hunt(エッグハント)という、親が家中に隠したイースターエッグ探しを行います。
なんだか、節分の豆まきに通じるものを感じます。笑
近年では、リアルなイースターエッグの代わりにチョコエッグやギフト入りの卵型ケースを利用するのが主流なよう。
可愛いパッケージのイースターチョコエッグやケースが、バレンタイン頃から売っています。
家族や親しい間柄で、カードやイースターエッグを贈り合ったりもするそう。
自分でペイントしたイースターエッグに限らず、こちらもお洒落なチョコエッグや卵型ケースに入ったギフトもアリ。
そのほか、丘の上から卵を転がすEgg Roll/Rolling(エッグロール)や、イースターエッグをのせたスプーンをリレーするEaster Egg Spoon Race(イースターエッグスプーンレース)なんてゲームもあるようです。
気になるイースターのディナーは、やはり卵を使った料理!
ペイント方法に注意が必要ですが、ゆで卵でイースターエッグを作ってディナーの時に剥いて食べるのもいいかもしれません。
イースターエッグを作る際、生の場合は小さい穴を作って中身を取り除くので、その中身を利用してオムレツやスクランブルエッグを作ったり。
卵のかたちをイメージしやすい、ゆで卵を使った料理としては、くり抜いた黄身でソースを作り白身に詰めなおすデビルドエッグ(スパイスや風味が効いていることを悪魔の仕業に喩えてdeviledとしているらしい)や、ゆで卵をそのまま入れたミートローフなどが親しまれているよう。
デビルドエッグは、生まれたてのヒヨコ風にしても可愛いですね。
カナダではターキー(七面鳥)を食べたりもするそう。
サンクスギビング(収穫感謝祭)、クリスマス、イースター、お祝い事はとりあえずターキーなカナダ。
翌月曜日、Easter Monday(イースターマンデー)はお休みのための日。
本来、イースターとは前後長期間に渡ってお祝いするもの。
その名残がイースターマンデーなんでしょうか。
イースターサンデーにハメを外しても安心ですね。笑
街にイースターのデコレーションやグッズが溢れたり、グッドフライデーとイースターサンデーにパレードが開催されるトロント。
とはいえ、多国籍都市なため住民の宗教もさまざま。
現在のイースターホリデーは、お祝いをする日というより、日本で言うところのゴールデンウィークのように単純に連休、休暇という意味合いが強い気もします。