YANMAR PREMIUM CUP:Cerezo Osaka vs. Manchester United

 

観戦日時:2013/7/26(金) 19:00 kick off
場所:大阪長居スタジアム

Manchester United Tour 2013 presented by Aon YANMAR PREMIUM CUP(マンチェスターユナイテッドツアー2013 プレゼンテッドバイエーオン ヤンマープレミアムカップ)として実施された、Jリーグ・セレッソ大阪とイングランドプレミアリーグ・マンチェスターユナイテッドFC(以下マンチェスターU)の対戦。

Manchester United Tour 2013は、マンチェスターUがプレシーズンマッチとして2013年に敢行した、横浜マリノスおよびセレッソ大阪と対戦する来日ツアーです。

セレッソからドイツブンデスリーガ・ボルシアドルトムント(Borussia Dortmund)に巣立った香川真司が、2012年7月にマンチェスターUへ加入。

それをきっかけに、2012年9月にセレッソの母体であるヤンマーがマンチェスターUとのオフィシャル・グローバル・パートナー契約を締結。

そして今回のスペシャルマッチが実現しました!

2012-2013シーズンのプレミアリーグ優勝に輝いたばかりのマンチェスターUが来日・来阪です!

購入したチケットはカテゴリー5のホーム自由席(税込¥6000)だったので、待ち列確保のため前夜にシート貼りに行きました。

すでにゲートに幕がかけてあってワクワクしました。

その帰り、スタジアム最寄りのJR鶴ヶ丘駅にて撮影。

同時期に開催されていた東アジアカップ決勝大会の日本代表に招集されていた扇原貴宏、柿谷曜一朗、山口螢。

日本代表として活躍して優勝したのは素晴らしいこと。

でも!セレッソファンとしては正直それよりも、この主力3人もメンバーにいる状態のセレッソがマンチェスターUと戦う姿が観たかったです…。

そして当日。

シート貼りした甲斐あって、良い席が取れました!

長居スタジアムは、セレッソ大阪を応援している私にとっては通い慣れたホームスタジアムですが、この日はマンチェスターUとの対戦。

やはり、いつもと少し雰囲気が違います。

でも、スタジアムDJは我らが西川さん!ホッとする!

クラブマスコットのロビーくんが迎える中、セレッソのキーパー陣がウォーミングアップへ。

続いて、マンチェスターUのキーパー陣も。

マンチェスターUの選手とセレッソの選手が同じピッチに!

マンチェスターUのフィールドプレイヤー陣もウォーミングアップへ。

レッドデビルズ(The Red Devils/マンチェスターUの愛称)が、我がホームスタジアムに!

その中に、いました!この人!

香川真司!すっかりレッドデビルズの一員。

2006年にプロになってから2010年5月にドルトムントへ移籍するまで、ずっとセレッソに所属していた香川真司。

彼にとっては凱旋試合。

「おかえり真司!」と「今日は敵!」、どちらの雰囲気も漂います。

ちなみに、セレッソサポーターには“真司”呼びされることの多い香川真司ですが、同い年ということもあって私個人は“香川くん”と呼んでいます。笑

セレッソのフィールドプレイヤー陣もピッチに入ってきました。

これから本当にマンチェスターUと対戦するんだなぁ…。

一気に緊張感も高まってきました。

セレッソのホームながら、マンチェスターUの応援歌『Glory! Glory! Man United!!!』も流れました。

…どこかの家電量販店で流れてるメロディ。笑

選手紹介も映像ありです。

カタカナ表記なのがシュール。笑

セレッソの選手紹介はいつも見てるので撮影しませんでした。笑

両チームのメンバーは以下。

【セレッソ大阪】 監督:レヴィー・クルピ(Lévir Culpi)
●スタメン
GK:キム・ジンヒョン
DF:藤本康太 丸橋祐介 酒本憲幸 山下達也
MF:楠神順平 横山知伸 シンプリシオ(Fábio Simplício)
FW:エジノ(Edno Roberto Cunha)南野拓実 杉本健勇
●サブ
GK:武田洋平 多田大介 ク・ソンユン
DF:茂庭照幸 新井場徹 椋原健太
MF:吉野峻光 枝村匠馬 黒木聖仁 秋山大地 小暮大器
FW:播戸竜二

【マンチェスターU】 監督:デイヴィッド・モイーズ(David Moyes)
●スタメン
GK:アンデルス・リンデゴーア(Anders Lindegaard)
DF:ラファエウ・ダ・シウバ(Rafael da Silva) フィル・ジョーンズ(Phil Jones) リオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand) クリス・スモーリング(Chris Smalling) アレクサンデル・ビュットネル(Alexander Büttner)
MF:ライアン・ギグス(Ryan Giggs) アシュリー・ヤング(Ashley Young) 香川真司(Shinji Kgawa)
FW:ダニー・ウェルベック(Danny Welbeck) ロビン・ファン・ペルシ(Robin van Persie)
●サブ
GK:ダビド・デ・ヘア(David de Gea) ベン・エイモス(Ben Amos)
DF:パトリス・エブラ(Patrice Evra) ジョニー・エバンス(Jonny Evans) ファビオ・ダ・シウバ(Fábio da Silva) マイケル・キーン(Michael Keane)
MF:アンデルソン(Anderson) マイケル・キャリック(Michael Carrick) トム・クレバリー(Tom Cleverley) ウィルフレッド・ザハ(Wilfried Zaha) ジェシー・リンガード(Jesse Lingard) アドナン・ヤヌザイ(Adnan Januzaj)

主力3人を欠くセレッソですが、イタリアリーグ・セリエAで活躍しセレソン(ブラジル代表)経験もあるファビオ・シンプリシオがメンバーにいるのが心強い。

そして、セレッソユースから上がってきたルーキー(すでに前年2012年に二種登録で公式戦デビューしていましたが)の南野拓実がスタメンです!

一方のマンチェスターUは、私が観たかったチチャリート(Chicharito)ことハビエルエル・ナンデス(Javier Hernández)とウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)がいない…。

ただ、この2人は3か月後、マンチェスターUの本拠地オールドトラフォード(Old Trafford)で観れたのでヨシとします。笑

いよいよ選手入場。

両チーム揃っての記念撮影もありました。

リオ・ファーディナンドとキャプテン康太のコイントス。

ついに試合開始!

オランダ代表ファン・ペルシのコーナーキック。

前半34分、杉本健勇のゴールでセレッソ先制!

ファン・ペルシ率いるマンチェスターU攻撃陣相手に、セレッソ守備陣もよく凌ぎます。

まさかのセレッソリードで前半終了!

これは…勝ててしまうのでは…!?

セレッソ控え選手たちのハーフタイム鳥かご。

ハーフタイムショーとして、マンチェスターUそしてイングランド代表のレジェンド選手であるボビー・チャールトン(Bobby Charlton)ことサー・ロバート・チャールトン(Sir Robert Charlton)が登場。

1958年、現在のチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)であるヨーロピアンチャンピオンズカップ(European Champion Clubs’ Cup)にしていたマンチェスターUのチャーター機が西ドイツ・ミュンヘンの空港で起こした航空事故、いわゆるミュンヘンの悲劇(Munich air disaster)の生存者であり、精神的ダメージを抱えながらもマンチェスターUとイングランド代表に貢献し、1966年には欧州最優秀選手であるバロンドールにも輝いたすごい人で、在外外国人叙勲者として日本の旭日小綬章(2012年春の叙勲)も受章しています。

そして、セレッソのレジェンド選手であるモリシこと森島寛晃アンバサダー(当時)も登場。

チームレジェンド同士によるユニフォーム交換セレモニーが行われました。

後半開始。

アシュリー・ヤングのPKを譲ってもらった香川くん。

このPKは、セレッソの守護神・ジンションの好セーブにより阻まれます。神ヒョン!

元チームメイトには決められたくないジンヒョンの意地ですね。

しかし直後54分、香川くんはライアン・ギグスのアシストを今度はきっちり決め同点に。

凱旋試合で仕事をしてから、58分に香川くんはピッチから下がります。

…が、この試合はまだまだ終わらない。

63分、今度は18歳のルーキー拓実のシュートがゴールをぶち抜き、セレッソが再びリード。

2021年現在、拓実も日本代表そしてプレミアリーグで活躍(しかもサウサンプトンにレンタル移籍中ながら、マンチェスターUのライバルであるリヴァプール在籍。笑)しているので、因縁じみたものを感じてしまいます。

ほぼほぼ満員の長居スタジアム。

ここで、サガン鳥栖への移籍のためラストマッチとなるバンちゃんこと播戸さんの登場。

2011年8月20日の清水エスパルス戦で、11分あればハットトリックできることを教えてくれた人です。

このまま勝てるか!?と夢を見ましたが、アディショナルタイムにウィルフレッド・ザハに同点弾を決められ、2-2のドローで試合終了のホイッスル。

トップコンディションでなくとも、やはり世界トップクラスは甘くなかったですね。

でも、本当にめちゃくちゃ楽しい試合でした!

引き分けなので、勝利カップであるヤンマープレミアムカップは合同で。

MOMは途中出場ながら最後に同点打を決めたザハ。

試合終了後の周回はセレッソの選手たちだけでなく、マンチェスターUの選手たちも回ってくれました。

もちろん香川くんも。

…と、セレッソゴール裏に1人残る香川くん。

そこにセレッソの選手たちがやってきて。

合流!

これはアツイ…!

改めて、おかえりなさい香川くん!

そりゃ、記者も集まりますね。笑

で、何があるかというと…

バンちゃんの胴上げでした。笑

香川くんとバンちゃんは、2人とも兵庫県の出身。

香川くんが移籍するまでの数ヶ月とはいえ、2010年シーズンはチームメイト同士でしたしね!

セレッソの選手たちが帰っていく中。

出場のなかったマンチェスターUの選手たちが走り込みをしていたのが印象的でした。

最後にバンちゃんの挨拶。

セレッソのライバルチームであるガンバ大阪でプロデビュー、2010年のセレッソ移籍前もガンバ所属だったというのに、もうすっかりザ・セレッソ感のあるバンちゃん。

スピーチを聴きながら、寂しい気持ちでいっぱいに。

肩にかけているユニフォームは、ギグスにもらったそう。

嬉しそうで可愛かったです。

この試合、セレッソ大阪はファミリー感の強い良いチームだなと改めて思いました。

マンチェスターUの選手達も「シンジはこんな良いチームにいたんだね!」って言ってくれてたらいいな、いやきっと言ってくれてるはず!と。

対戦してくれるきっかけになったであろう香川くん、夢の対戦を実現してくれたヤンマーさん、スポンサーさん、スタッフさん、そして来てくれたマンチェスターUの皆さんに、ただただ感謝でした!

でもマンチェスターUには、いつかCWC(クラブワールドカップ)で対戦してきっちり勝ちたいです。笑

 

◆おまけ◆

 2010年5月15日のヴィッセル神戸戦。

香川くんのセレッソラストマッチ時に撮影した写真を見つけたので載せておきます。

Mr. Childrenの『終わりなき旅』流してたな…。

ビッグになったねぇ…。

 

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