DFDS Seaways/コペンハーゲン→オスロ

 

DFDSシーウェイズ(DFDS Seaways)は、フェリーや貨物輸送船を運行するデンマークの海運会社。

DFDSはDet Forenede Dampskibs-Selskabの略で、1866年に設立されました。

コペンハーゲン(デンマーク)-オスロ(ノルウェー)間の航路をメインに、イギリス-フランス間のドーバー海峡を結ぶ航路、ニューカッスル(イギリス)-アムステルダム(オランダ)間の航路、さらにはバルト諸国-ドイツやバルト諸国-スウェーデン間の航路などを毎日運行しています。

グレード別の客室、カフェやレストラン、バー、プール、免税店があって、快適に長距離移動ができます。

2015年夏、コペンハーゲンからオスロへの移動に利用しました。

チケットは前日にオンラインで購入しました。

購入ページは英語表記ですが、トップページでの航路や日程の選択は日本語でできます。

料金はユーロ払いになります。

DFDSシーウェイズ公式サイト(日本語・英語)

私が利用したのは、2015年8月28日(金)

海が見えない内側の1番安い2名用キャビン(客室)1人利用を選択し、134ユーロ。

コペンハーゲン市街地からフェリーターミナルまでのシャトルバス利用料が1.5ユーロ。※2020年現在は3ユーロ

手配手数料(Handling fee)が7ユーロ、クレジットカードの決済手数料が2.14ユーロで、合計144.64ユーロの支払いになりました。

8月28日(金)16:30出発/8月29日(土)9:45到着なので、17時間の船旅です。

コペンハーゲンからオスロへの移動手段は、フェリー以外は飛行機かスウェーデン経由でノルウェーへ入る鉄道がありますが、一泊の宿泊代込みだと思えばフェリーが圧倒的にお得だと思います。

 

DFDSシーウェイズのコペンハーゲンターミナルは街の北東、近くに人魚姫像があるカステレット要塞のさらに北にあります。

DFDS Terminalen Copenhagen(DFDS Copenhagen Terminal)

Location:Dampfærgevej 30, 2100 København

【google map】

アクセスは、DFDSシーウェイズが運行するシャトルバスがわかりやすいです。

要事前購入ですが、フェリーのチケットを購入する際にまとめて購入できます。

私が利用した2015年時点では片道1.5ユーロでしたが、2020年現在は片道3ユーロ(0~3歳は無料)になったようです。

バス乗り場の最寄駅は、ノアポート(Nørreport)駅。

↓コペンハーゲンの公共交通についてなど↓

ノアポート駅から少し歩いて、ローゼンボー城(Rosenborg Slot)などがある公園一帯に差し掛かったところにあります。

Location:Øster Voldgade 2C, 1350 København

【google map】

このポールが目印。

シャトルバスは、14:45発車・15:15発車・15:45発車の1日3本です。

14:30頃にバスがやって来ました。

オンラインでチケット購入した際に取得できるConfirmation(旅程と領収書が一緒になっているもの)を印刷するかPDFとしてスマホに保存しておき、乗車時に見せて乗り込みました。

フェリーターミナルまでは、シャトルバスで20分ほどで到着。

乗船するフェリーがお目見え。

青と白のツートンにデンマーク国旗が映えてて可愛い!!

フェリーターミナルのメインホールは2階。

コインロッカーがあります。

チェックインは、セルフチェックイン機で行います。

Confirmationに記載されている予約番号(Booking no. )などを入力すると、チケットが発行されます。

搭乗チケット兼キャビンのルームキーです。

搭乗開始が15:15だったので利用できませんでしたが、カフェスペースもありました。

デンマークもノルウェーもシェンゲン協定加盟国なので、出入国審査はありません。

しかし、本人確認のため顔写真付きのIDが必要なので、搭乗手続きにはチケットとパスポートが必須です。

いざ船内へ!

船内にはエレベーター完備。

搭乗フロアはDeck 5、私のキャビンはDeck6だったので、階段で上がります。

Deck 6に到着。

海側の窓あり部屋、いいなあ…。

なんて思いながら、自分のキャビンへ向かいます。笑

白の壁に、青のカーペット、ピンクのドア。

ドアのピンクが、ドラえもんのどこでもドアみたい。笑

お部屋はシンプルでこじんまりした感じですが、1人利用なので広々快適でした。

キャビン内にバスルームあり。

トイレとシャワーと洗面台です。

備え付けのヘアドライヤーがレトロで、不思議な形でした。

鏡付きのデスクのそばにコンセントあり。

横の白いドアは、隣のキャビンとの連結ドアなので触りません。

船内案内や免税の案内冊子もありました。

キャビンに荷物を置けたので、船内探索へ!

今回搭乗したフェリーは、CROWN SEAWAYS号。

船内案内の隣のビジョンでは、船が今どこにいるかはわかります。

まだ停泊中なので動いてないですが。笑

まずは、展望デッキへ向かいます。

天気がどんよりしてました…。

晴れている間に観光できてよかった!

Mermaid Barなんて名前のバーも。

やっぱりデンマーク出身童話作家アンデルセンの『人魚姫』にあやかってるんでしょうね。

続いて、レストランやバーが並ぶDeck 8へ。

海を眺めながら食事ができるのがオシャレ。

ビュッフェレストランもあります。

ビュッフェレストラン前にあったフェリーの模型。こういうの好き。

Deck 7には両替所があるので、デンマーククローネからノルウェークローネの両替ができて安心。

ただし、出港後18:00〜21:00と朝8:00〜到着までのオープンなので要注意。

両替ではなくデンマーククローネの現金引き出しだけなら、18:00〜到着まで利用可能です。

両替所の隣がゲストサービス。

オスロの無料ガイドや観光案内も手に入ります。

Wi-Fiの利用案内が掲示されていました。

日本語もあるのが嬉しい。

2020年現在はフリーWi-Fiではなく時間制の有料となっていますが、2015年当時はdeck 7にあるカフェエリアでのみ無料Wi-Fiが利用可能でした。

こちらが無料Wi-Fiが使えたカフェエリア。

時刻は16:35、ちょうど出航するタイミングでした。

これでデンマーク、そしてコペンハーゲンとはお別れです。

ちなみに、出航してすぐ見える小島はトロクレナ要塞(Trekroner Fort)。

Deck 7には免税店もあります。

免税店なので、オープンは出港後。

デンマークの高級食器ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen)も買えます。

モダンでカラフルなデザインのロイコペも可愛い。

こちらも有名、ケーラー(KÄHLER)の食器も。

ケーラーは、チボリでディナーを食べたレストランの運営元でした。

デンマーク発祥のブロック玩具レゴ(LEGO)の売り場もありました。

塩素の臭いがするな〜と思ったら、プールがありました。

BUBBLE ZONEというらしい。

カフェエリアに戻ってきたら、空が晴れてきていました。

対岸はスウェーデン。

こうやって見ると、同じ北欧でも国によって街並の色味がそれぞれ違うのがわかります。

写真を撮るのを忘れてしまったんですが、ここのカフェbaressoで晩ごはんにパスタサラダと紅茶(合計53DKK)をいただきました。

とにかくWi-Fiを使いたくて、レストランへは行かずカフェエリアにずっといました。笑

スウェーデン岸をずっと眺めていられて、めちゃめちゃ癒されました…。

日が落ちる前にキャビンへ戻り、シャワーを浴びて爆睡。

朝8時からコペンハーゲン観光で歩き回ってだいぶ疲れていたらしい。

朝は、身支度を整えて8:00頃に再びbaressoへ。

朝日が眩しい。

朝ごはんは、コーヒーとデニッシュパン。

最後に感じるデンマーク。笑

コーヒー(アメリカーノ)は30DKK、デニッシュパンは19DKKでした。

もうすぐオスロ到着なので、対岸はもうスウェーデンではなくノルウェーの土地です。

木々の生い茂ってる感がノルウェーっぽい。

予定通り、9:45頃にオスロの港に到着。下船します。

エスカレーターがスロープ式になっていてびっくりしました。バリアフリー。

“vellkommen til Oslo”は、「オスロへようこそ」という意味のノルウェー語。

ノルウェーに上陸。

カナダはトロントから、フィンランド→スウェーデン→デンマークと移動してきた北欧旅も、最後の国になりました。

オスロも良いお天気。

正直、フィンランドのトゥルクからスウェーデンのストックホルムへ移動する際に利用したフェリー・バイキングラインほどの規模や派手さはなかったですが。

その分まったりできて、時間もたっぷりで、ゆっくり過ごせた船旅でした。

 

フェリーターミナルを後にします。

オスロのDFDSターミナルは、市街地へ徒歩15〜20分で向かえる距離とのこと。

DFDS Oslo Terminal

Location:Akershusstranda 31, 0150 Oslo

【google map】

『To the City』の案内を信じて進みます。

駐車場を通り抜け、写真右奥の歴史ありそうな建物の方へ。

ちなみに、ノルウェー軍事博物館(Forsvarsmuseet)です。

他にも博物館やら防衛省舎やらを右手に見ながらAkershusstrandaという通りを進んでいきます。

途中でAkershusstrandaはSkippergataに名前が変わります。

Skippergataをまだまだ北上。

北欧チックなカラフルな建物が見えたら、街の中心エリアまでもうちょっと。

このカラフルな建物、国によって微妙に色味が違うのが趣深い。

オスロの市街地中心部に到着!路面電車が走ってます。

ここで左を向けばオスロ大聖堂(Oslo Domkirke)、右を向けばオスロ中央駅(Oslo Sentralstasjon)です。

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