ハイパークの桜

        
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トロントの桜は5月上旬が見頃。

なかでも、ハイパーク(High Park)は、トロントいちばんの桜スポットです。

ハイパークは地下鉄グリーンライン(東西に走っている線)西側。

地下鉄ハイパーク駅下車、バス乗り場を通って右に曲がるとすぐです。

日本のちょうどゴールデンウィークまっ只中、5月3日には蕾も目立つ咲き始めだったのですが。

次の金曜、5月8日に訪れた頃には満開で見頃でした。

公園に入って道沿いに歩くと、運動グラウンドや道沿いにもちらほらと桜はあるのですが、

さらに奥に進んだところにある桜並木が名所です。

坂道になっていて、傾斜がきつめなので歩きやすい靴がおすすめ。

下まで行くと、グレナディア池があります。

池と桜、綺麗です。

 

長い冬を越えて、ようやく迎えたトロントの春。

そんなわけで、桜の季節でも初夏のような日差しです。

真夏の紫外線にびびる日々です。笑

ただし、気温は20度前後。

また、日本、特に大阪と違い、湿度が段違いに低いです。

温暖な太平洋から流れ込む大阪湾、そして多くの川を有する大阪と較べて、オンタリオ湖はあるものの大西洋側の内陸なうえ、川も少ないのが理由かなと思っています。

なので、日差しはポカポカ暖かくても日本人女性の体感としては、陰ると肌寒く感じるくらい。

また、曇りの日や朝晩の気温は15度以下なので、正直まだ寒いです。

ですが、トロントの方たちは元気。

よっぽど太陽のぬくもりが待ち遠しかったのか、街中を歩いていても、すでに真夏のようなTシャツやサマードレス、タンクトップ姿の方も多く見受けられます。

 

さて、ここハイパークをはじめ、トロントにある桜の多くは日本の桜・ソメイヨシノです。

第二次世界大戦時、インターメントキャンプ(民間人収容所)への収容を余儀なくされたカナダ西部の日系カナダ人たち。

終戦後解放され、カナダ東部・トロントにたどりつきます。

何も持たない状態から生活を再開しなければならなかった彼らをあたたかく受け入れてくれたのが、トロント市でした。

その感謝の気持ちとして、当時の日系カナダ人の方々は、1858年に東京都へ桜の寄贈を要請します。

そして翌1959年、東京都から多数のソメイヨシノが寄贈されました。

ハイパークにあるソメイヨシノ約100本は、その一部だそうです。

そして現在はさらに、2000年にスタートした「10年間で3000本の桜を植樹しよう」という日本とカナダの友好親善に寄与する“桜プロジェクト”によって寄贈・植樹された数十本も一緒に咲き誇っています。

(参考:外務省/2002年3月 北米総領事便り

 

ハイパーク内は、徒歩などの他、トロッコに見立てた車でまわることができます(乗車料が必要)。

公園に入ってわりとすぐに乗り場がありますし、桜並木ももちろん通ります。

桜並木など一般車両の入れない道での走行はゆっくりですが、公園内の一般道路は思っているより速いスピードで走行していて、ちょっと面食らいました。笑

 

日加友好の証として、カナダでもだいすきな桜を愉しむことができる。

そう思うと、ハイパークで満開の桜たちが、よけいに愛おしく感じました。

カナダと日本、トロントと東京都に感謝です。

 

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