ストックホルム/PART-TIME HOME Slagsta

 

PART-TIME HOME Slagsta

ストックホルム郊外のボートシルカ(Botkyrka)にある、パートタイムホーム・スラグスタ

全部屋がキッチン付きのスタジオ(日本で言うワンルーム)もしくはベッドルーム有りのアパートメントで、文字通り「期間限定のお家」、長期滞在向けの宿泊施設です。

旅の疲れを癒すため、ドミトリーではないホテルで1日ひきこもる日を作ろうとは思っていたのですが、宿泊直前に宿泊施設を探したこともあって、ストックホルムでは予算内のホテルが見つからず…。

というわけで、パートタイムホームにお世話になることになったのですが、郊外なこともあってか部屋がめちゃめちゃ広くて快適だったので、結果良かったです!

 

アクセスは、T-banaと表記されるストックホルムの地下鉄、Stockholms tunnelbana(ストックホルム・トンネルレールの意)のストックホルム中央駅(T-Centralen)からT13ライン(赤い色の路線)に乗り、30分ほどのフィッティヤ駅(Fittja)へ。

地下鉄と言いながら、郊外行きの線なので、ほとんど地上を走ります。

フィッティヤ駅も地上駅。

フィッティヤ駅で、バスの乗り場と時間をチェック。

ストックホルム郊外ですが、ストックホルム市内交通のSLことストックホルムス・ローカルトラフィーク(Storstockholms Lokaltrafik)圏内なので、バスもストックホルム市内と同じチケットやカードで乗れます。

↓市内交通の乗り方など↓

Hallunda centrum行きの702番バスに乗り、最寄りのバス停・スラグスタストランド(Slagsta Strand)まで4分ほど。

このHORNBACHの看板を目印に、この看板が見えたあとすぐのバス停です。

パートタイムホーム・スラグスタは、バス停の真ん前の建物の左隣りの建物の中にあります。

【google map】

ショッピングモールや別のホテルも入った大きな建物ですが、パートタイムホーム・スラグスタの入り口はバス停に近い角にあるので、行き過ぎて迷わないよう注意。

駅へ向かうバス停は道路を渡った側で、Kvarnhagen行きの702番バスに乗ります。

 

2015/8/25(火)〜2015/8/27(木)、2泊3日利用。

チェックインは午後4時から、チェックアウトは午前10時。

…なんですが。

フロントデスクの営業時間は、平日の午前8〜10時と午後2〜5時までとのことで。

チェックイン手続きはなんと、基本的に近くのセブンイレブンで行うことになっていました。

※こちらは2015年時の情報なので、チェックイン・アウト方法は変更になっている可能性もあります。

セブンイレブンは道沿いに進んだところにあるのですが…

ガソリンスタンドの中というか奥にあるのでわかりにくい!笑

【google map】

ちなみにセブンイレブンも24時間営業ではなく、午前0時には閉まってしまいます。

セブンイレブンのレジで、「パートタイムホームのチェックインに来た」と伝えてパスポートを確認してもらいチェックイン。

カードキーを渡してもらいました。

このカードキーでパートタイムホーム自体の入り口と自室のドアが開けられます。

Studio apartment(1〜2名用)、Studio apartment XXL(3〜4名用)、Apartment with 1 bedroom(2〜3名用)、Apartment with 3 bedrooms(4〜6名用)、Apartment with 4 bedrooms(4〜8名用)の5種類合計223部屋もあり、単身からファミリー、団体の宿泊にも適しています。

各部屋に専用キッチン、シャワーとトイレ、テレビが完備。

1週間以上の滞在の場合、週に1回(決まった曜日)にハウスキーピングが入り、ベッドシーツとタオルを交換してくれるそう。

2015年当時は5階のロビーでのみ無料Wi-Fi利用可で、各部屋のインターネットは有線(パスワード無し)のみだったのですが、2019年現在は全部屋で無料Wi-Fiが使えるようです。

各フロアに無料のランドリールームがあり、ショッピングモール内にドライクリーニング屋さんもありました。

館内は完全禁煙です。

今回はHotels.comで1〜2名用のスタジオアパートメントを予約し、1部屋7508円×2泊+税およびサービス料1802円で、合計16818円でした。

日本円での領収書しか残っていないのですが、1500クローナ前後だったと思います。

ホテルだけ予約は、「10泊ためると1泊無料」でおなじみのHotels.comがおすすめ。

リワード会員になると、10泊の平均金額分を11泊目以降の宿泊料金からオフできるほか、会員限定価格が用意されていることもあるので嬉しいです。

ホテルによりますが、料金当日支払い・前日までキャンセル料無料という予約方法があるのも◎

飛行機で行く場合は、Expedia(エクスペディア)でまとめて予約がおすすめです。

航空券の手配手数料が0円なのが嬉しいし、アプリで旅程が一括管理できるのも便利。

 

建物の入り口にはスロープがあります。

北欧の施設や建物は、どんなところも基本的にバリアフリーなのが素晴らしいです。

日本と比べて、1人あたりの土地が広いのもあるかもしれませんが。

中に入ると、古いエレベーター。

このエレベーターで5階まで上がります。

ちなみに、エレベーターのドアはスライド式ではないです。

自動ではないので、目的階に着いたら自分で開けないと出られません。

かなり戸惑いましたが、初めて乗るタイプのエレベーターだったのでちょっと興奮しました。笑

5階に着いたら、カードキーを左にあるセンサーにタッチしてメインエントランスのドアを開けます。

館内には別のエントランスもあり(私は見つけられなかったのですが。笑)、また他のフロアにも外のエレベーターで行き来可能。

その際は全て、カードキーが必要です。

広々としたロビー。

掲示板にはWi-Fiのパスワードも記載された注意事項や、

バスの時刻表が貼られていました。ありがたい。

広くて長い、客室の廊下。

こちらは、無料ランドリールームの予約表。

手書きで予約していくスタイルで、もうすでにびっしりだったので、ここでの洗濯は諦めました…。

 

いざ、マイルームへ。

部屋も広いしベッドも広い!嬉しい!

ベッドのクッションの上には、ちょこんとチョコレートのサービスがありました。

玄関ドアはこんな感じ。

柱のような姿見は、実はクローゼット。機能的。

この左手は、シャワーとトイレと洗面台のバスルーム。

シャワースペースの床が少し斜めになっていて、バスルーム全体がビシャビシャにならないように設計されています。

 

洗面台の鏡に映っているように、タオルを置いてくれています。

鏡は扉になっていて、中にはトイレットペーパーのストック。

バスルームに入ってみて驚いたのが、SOSボタンの多さ!

ここにも。

ここにも。

ここにも!

そういえば玄関扉もバスルームの入り口もほとんどフラット。

バリアフリーの徹底は、スウェーデンでは基本なんですかね?

 

こちらはベッドの向かい側、キッチンのエリア。

内向きの部屋だから仕方ないですが、景色は残念ながらこんな感じでした。

食器や調理器具が完備。

電子レンジもあります。

コンロはIH。

電気ケトルのそばには、紅茶などのサービスもあり。

ただ…

電気ケトルを使うのにちょうどいいコンセントがないのが辛かったです…。笑

綺麗に清掃されたシンク。

上の部分にあるのはコンセントです。

上の棚には片手鍋。

下の棚にはゴミ箱と冷蔵庫。

引き出しには、まな板とフライパン。

ちなみに、食器はもちろんIKEAでした。さすがスウェーデン。

こんなにも調理器具が揃っているとは思わなかった私…。

1日引きこもるために、フィッティヤ駅前のスーパーLiDL(リドル)で購入した食糧はわずかこれだけ…。

ちなみに、コーンフレークは11.95クローナ、ミックスジュースは12.95クローナ、牛乳に見えるパックは9.20クローナでした。

そしてこの牛乳に見えるパック、牛乳ではなくてフィールミョルク(Filmjölk)というスウェーデンの発酵乳製品。

mjölkという字面が英語のmilkと似ているので、完全に牛乳だと思い込んで買ったのですが…

出してみてビックリ。

ヨーグルト以上にどろっとした液体で、味も酸っぱい。

プレーンヨーグルトも苦手なお子様口なので、食べるのが辛かった…。

たとえ少し英語がわかっても、訪れる場所の言語はちゃんとわかっておかないとな…と改めて実感した出来事でした。笑

夏でも涼しい北欧とはいえ、さすがに夏なので使いませんでしたが、暖房器具は欧米ではお馴染みセントラルヒーティングでした。

2015年当時、客室ではWi-Fiが使えなかったパートタイムホーム・スラグスタ。

そんな時に助かるグッズがこちら!

  

有線LANポートやLANケーブルに接続して無線LANを飛ばせちゃう、変換アダプター型のトラベルルーターです。

USBで給電しながら使うタイプなので、持ち運び時は小さくて軽くて嵩張らないのも嬉しい。

有線LANが使える状態なら、別途契約や料金は必要なし。

事前に無線LAN名とパスワードを設定しておくだけで、LANケーブルに接続して電源を入れれば、すぐWi-Fiとして使えます。

販売価格帯も3000円前後なので、旅行をよくする方は1つ持っていて損はないと思います。

日本国内旅行でも、Wi-Fiがなかったり弱かったり安定しない旅館やホテルで、有線ケーブルはあるのに…!って部屋だと重宝します。

 

結局、2泊3日の滞在中はずっと自室に引きこもり。笑

パートタイムホーム・スラグスタのお部屋は本当に快適で、爆睡に次ぐ爆睡でした。

ユースホステルとフェリー泊の疲れがとれて、すっきりリフレッシュできました。

 

チェックアウト時は、カードキーをチェックインしたセブンイレブンに返却しに行きます。

午前6時以前にチェックアウトする場合は、セブンイレブンは営業時間外なので、ロビーにあるこちらのポストへ入れるだけです。

 

ちなみにパートタイムホーム、アーランダ国際空港から数駅、ストックホルム中央駅まで電車で20分程度のRotebroにもPART-TIME HOME Rotebroがあります。

 

info* PART-TIME HOME Slagsta

住所:Fågelviksvägen 3, 145 53 i Norsborg

TEL:+46 (0)10–7624720

公式サイト:PART-TIME HOME

 

 

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