フィンランドの消費税

フィンランドはEU(ヨーロッパ連合)加盟国。

通貨もEURO(€/ユーロ)を採用している国です。

しかし、税制はもちろんフィンランド独自のもの。

価格表記は税込ですが、レシートなどに内訳を記載することが法律で定められています。

レシートを見ると、消費税はALV(alv)と表記されています。

フィンランドの消費税制は付加価値税。

Arvonlisävero(アルヴォンリサヴェロ)の略称で、英語圏でVAT(Value-added tax)と表記されるのと同等の意味です。

3段階に分かれているので、ALVではなくVERO1V1などと表記されている場合もあります。

veroとは、フィンランド語で『税』の意味です。

2017年現在の税率は、2013年に引き上げられたもの。

VERO1(V1)は基本の税率で、24%。

VERO2(V2)は食料品や飲食店での税率で、14%。

VERO3(V3)は宿泊料や鉄道料金、施設の入場料のほか本と薬にも適用される税率で、10%。

医療費や社会保障サービス、教育などは税金免除です。

酒やタバコは、それぞれ酒税とタバコ税も加算されます。

ちなみにチップについては、飲食店やタクシーなどサービス料込みの価格なので特に払わなくて大丈夫。

ただし飲食店やタクシーで良いサービスをしてもらったら、コインで1〜2ユーロを渡すのはアリ。

なので、現金で支払う場合はキリのいい金額を払ってお釣りはもらわない、くらいが良いと思います。

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