トゥルク/Laivahostel S/S Borea

Laivahostel S/S Borea

トゥルク滞在中の宿泊場所に選んだのは、ライヴァホステル・S/Sボレア

実際の船を利用した、非営利ユースホステル協会Hostelling International(HI)公認のユースホステルです。

HI公認のユースホステルは、ドミトリーが基本的に男女別部屋なので安心ですし、その土地の特色を活かしたホステルが多いので、よくお世話になっています。

有料のHI会員になっておくと、会員価格で泊まれたり朝食などのサービスを値引きしてもらえたりします◎

1960年からトゥルクとストックホルム、ヘルシンキとストックホルムを結ぶ蒸気船として活躍したS/S BORE(ボア)号。

1987年からは、クリスティーナクルーズのM/Sクリスティーナ・レジーナ号として活躍。

S/Sボア号ができて50周年の2010年、トゥルクに本社を置くS/S Borea社がM/Sクリスティーナ・レジーナ号を買い取り、S/Sボア号のオリジナルカラーに塗装を戻し、名前もS/Sボア号に戻しました。

航海はもうできませんが、2011年からトゥルクのAura(オーラ)川に“生きた博物館”として停泊しています。

そんなS/Sボア号に泊まれちゃうのが、ライヴァホステル・S/Sボレアです。

ちなみに、Laiva(ライヴァ)はフィンランド語で“船”だそう。そのまんまですね。笑

↓空港からヘルシンキ市内へのアクセス・ヘルシンキで宿泊したホステル↓

↓ヘルシンキからトゥルク鉄道移動↓

アクセスは、トゥルクの中心であるマーケットスクエア、Kauppatori(カウッパトリ)からバス1本。

乗り場T6からSatama行きのBus 1に乗り、Forum Marinumで下車。

そこから川沿いを右へ5分ほど歩くと、S/Sボア号があります。

トゥルクの名所の一つであるトゥルク城やスウェーデンへ向かうフェリー乗り場へも近いので、カウッパトリから少し離れているものの意外と便利な立地です。

トゥルク中央駅からバスで行く場合は、一度カウッパトリで乗り換えが必要。

トゥルク中央駅からカウッパトリまでは1kmほど離れており、バスで約10分かかります。

↓トゥルク観光や市内バスの乗り方↓

【google map】

トゥルク中央駅からの場合、荷物が大きかったり時間があまりないならタクシーが便利。

トゥルク中央駅前にとまっているタクシーでを利用して10分程度。

料金は15.20ユーロ(税込)で、日本円換算すると2000円前後でした。

S/Sボア号全体がホステルになっているわけではなく、レストランやバー、カフェのほか、ミュージアムや貸会議室も一緒に運営されています。

ホステル部分の入り口は、右手の青いスロープを上がったところ。

右手のドアから入ってすぐにレセプションがあるので、ここでチェックイン。

2015/8/22(土)〜2015/8/24(月)、2泊3日利用。

シャワーとトイレは共用ながら、ホステルでは珍しくドミトリーでも1人部屋か2人部屋が基本で朝食付き。

料金は2泊合計50.00ユーロ(税込)、日本円で1泊あたり3400円前後。

また、1000〜2000円ほど値段は上がりますが、専用シャワー・トイレが付いたプライベートルームも1人部屋、2人部屋、3人部屋、4人部屋があるので、グループの場合はこちらの方が安心でいいかも。

プライベートルームの1人部屋と2部屋は、窓付きか窓無しかでも料金が変わります。

HI公認のユースホステルでもHotels.comエクスペディアなどからでも予約可能でポイントやスタンプをためられる場合もありますが、今回は他の予約サイトに掲載がなかったので、Hostelling International公式サイトから予約しました。

Hostelling International公式サイト(日本語)

Hostelling International公式サイトからの予約だったので、デポジットとして3.00ユーロを予約時に支払っていたため、チェックイン時には残りの47.00ユーロをクレジットカードで支払いました。

ちなみに領収書の内訳は、朝食料15ユーロ(税込)宿泊料32ユーロ(税込)となっていました。

2019年6月現在は、Hotels.comにも掲載がありました!→ライヴァホステル・S/Sボレア掲載ページ

チェックインして宿泊部屋の番号を聞きカードキーを受け取ったら、いざ客室へ。

客室への通路入り口では、クマさんのぬいぐるみがご挨拶。

…結構大きいので、通るたびちょっとびっくりします。笑

客室の通路は、昔の船らしく、まぁまぁの狭さ。

壁には、各デッキの案内板。

通路の狭さもあって迷路のようなので、この案内板は助かります…。

私の宿泊する部屋に、なんとか到着。

隣がシャワー室で、客室としては一番船後方のお部屋でした。

ベッドとデスク、船っぽくてちょっとテンションの上がる小さな窓。

シャワーとトイレは外ですが、洗面台だけ付いています。

洗面台の横、ベッドの裏はクローゼットでした。

広さは全然なく、船自体の古さと洗面台の存在感で正直、独房感が漂っていますが…。

昔の船旅ってこんな感じだったんだろうな〜と思うと、ちょっと感慨深かったです。

もちろん、お掃除は丁寧にされているしシーツも清潔。

ただ、写真を撮れなかったのですが共用シャワールームだけは、お世辞にもあまり綺麗ではなく薄暗さもあって、使うのがちょっと怖かったです…。

デスクには、案内や注意事項が書かれたファイルがあります。

●レセプションは24時間オープン。
●チェックインは3:00pm以降、チェックインは11:00pmまで。
●朝食(平日7:00am〜9:30am、土日8:00am〜10:00am)は、deck4のレストラン・クリスティーナにて。
●毎朝6:00am〜10:00amはdeck2のサウナ無料。タオルを持ってくるのを忘れないで!
●Wi-Fi無料、パスワードはレセプションにて。
●洗濯機、乾燥機、アイロン利用可能。
●テレビ、新聞、本、パンフレット、地図は、コモンルームにあります。
●毎晩7:00pm〜10:00pmは、コモンルームにて無料の紅茶サービス。
●10:00pm〜7:00amは、通路ではお静かに。
●全船内禁煙。あなたのタバコが原因でアラームが鳴った場合、200ユーロ以上の罰金です。
●貴重品を客室に放置しないでください。紛失しても責任を負いません。
●レセプションには、無料のラゲッジルームがあります。
●チェックアウト時には、カードキーをレセプションに返却してください。

…こんな感じでしょうか。

私は利用するタイミングがなかったですが、無料サウナがあるなんてさすがフィンランド!

無料Wi-Fiに関しては、全船内で使えるわけではありません。

レセプションでパスワードを聞くと、使える場所とパスワードが記載された紙がもらえます。

私がWi-Fiを利用させてもらっていたのが、コモンルーム。

テレビが壁にかかっており、ソファとテーブルでゆったりと過ごせます。

コンセントも少しあるので、PCを充電しながらWi-Fiが使えます。

奥には、共用のキッチンスペースがあって、お湯を沸かしたり電子レンジで温めたりできます。

そして、これが無料サービスの紅茶。

紅茶だけじゃなく、ラスクもあるのが嬉しかったです。

カウッパトリのキオスク(コンビニ)で買ったラザニア&ムーミンのジュースと一緒にいただきました。

ちなみにラザニアは3.20ユーロ(税込)ジュースは2.60ユーロ(税込)、そこにショップバッグ代0.20ユーロで、合計6.00ユーロのディナーでした。

ジュースが意外と高い…。

こちらが、朝食会場のレストラン・クリスティーナ。

レセプション正面の階段を上がったところにあります。

朝食は、ハム、トマト、キュウリ、ゆで卵、フルーツ、ヨーグルトなどの種類の少ない簡単なビュッフェスタイル。

でも、シリアルは選べます。

紅茶は何種類かあります。

朝ごはんにクッキーが並んでいるのが、珍しい。

2日とも、こんな感じでいただきました。

レストランの席から窓を見ると、通路越しになっていました。

こう言う部分を見ると、本当に航海をしていた船なんだな〜としみじみ思いました。

チェックアウトは、レセプションにあるカゴにカードキーを入れるだけでOK。

シーツ類は特に回収ボックスなどはなく、部屋に置いたままで大丈夫でした。

フェリーで移動しているわけでもないのに、本当の船に泊まるという珍しい体験ができました。

完全に綺麗にリノベーションするのではなく、多少古くても使えるものはそのまま使う精神が北欧っぽいな〜と思ったり。

ライヴァホステル・S/Sボレアは、宿泊自体がアトラクションのようでワクワクするホステルでした。

info* Laivahostel Borea

住所:Linnankatu 72 20100 Turku Finland

TEL: +358 40 843 6611

公式サイト:msborea.fi(英語)

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