2015 MUCH MUSIC VIDEO AWARDS レッドカーペット

 

トロントに滞在していると、有名人に会える機会があります。

しかもタダで!

稀に、ハリウッド映画の撮影に遭遇できることもあるかもしれませんが。

確実なのは、トロント国際映画祭(Toronto International Film Festival、略してTIFF)のレッドカーペットと、Much Music Video Awards(マッチミュージックビデオアウォーズ)略してMMVAsのレッドカーペット。

そんなわけで。

私が体験した2015年のMMVAsレッドカーペットのレポートです!

正式名称は、iHeartRadio Much Music Video Awards

優れたミュージックビデオにまつわる表彰式です。

1990年にthe Canadian Music Video Awardsとしてスタートし、1995年より、電話通信会社として有名なBELLが運営するケーブルテレビのミュージックチャンネルである『Much』が主催となったことで名称が変更されました。

Muchは、MTVとも提携しているチャンネルです。

 

2015年は、Video of the Yearの他に、Best Post–ProductionBest EDM/DanceBest DirectorBest Pop VideoBest Rock/Alternative VideoBest Hip Hop VideoBest MuchFact VideoBest International Video – ArtistMost Buzzworthy International Artist or GroupMost Buzzworthy CanadianFan Fave VideoFan Fave Artist or GroupFan Fave International Artist or Group合計14部門。

基本的にはカナディアンアーティストのためのアウォーズですが、インターナショナルと銘打っている賞には、イギリスやアメリカが主ではありますが世界中のアーティストからノミネートされます。

ホスト(メインMC)やプレゼンター(受賞者を発表する人)をカナダ人以外のスターが担当することも多く、「まさかこの人をこんな近くで見れるなんて!」って感じです。笑

 

2015年のMMVAs開催日は6月21日(日)。

ホストは、Ed Sheeran!

エド・シーラン自身も今回、セカンドアルバム『X』に収録されている『Thinking Out Loud』で、3部門あるインターナショナルの賞のうち、3部門ノミネート、2部門受賞を果たしました!

 

2015年のプレゼンターは、Cody Simpson、Debby Ryan、Echosmith、Francesco Yates、Dan Talevski、Brody Jenner、Bella Thorne、Ashley Benson、Arkells、Gigi Hadid、Nate Ruess、Tyler Shaw、Marianas Trench、Shawn Hook、Lights、Sarah Hyland、Adam Lambert。

 

アナウンスされていたパフォーマンス(ライブ)は、The Weekend 、Tori Kelly、Walk Off The Earth、Shawn Mendes、Scott Helman、 Nick Jonas、Mia Martina、Jason Derulo、Fall Out Boy、Carly Rae Jepson。

あと、どうやら、ホストのエドもパフォーマンスしたもよう。

働くなぁ…。笑

 

ちなみに最多受賞は、Video of the Yearを含む4部門で受賞したトロント近郊スカーボロー出身のシンガーソングライターでプロデューサーでもある、The Weekend。

しかも『Often』と『Earned It』の2曲でそれぞれ2部門。

どちらも、アルバム『BEAUTY BEHIND THE MADNES』収録曲。

 

…と、MMVAs2015の概要を説明したところで。

車で到着したスターたちがMMVAs2015会場へ入るために通る、レッドカーペットの様子をお伝えします!

 

MMVAsの会場は、BELL Mediaが所有するCHUM-City Building。

Muchはもちろん、CTVなどのスタジオがあるビルで、クイーンストリートウェストにあります。

パフォーマンスは、この写真の左奥、野外特設ステージで行われます。

このパフォーマンスを会場で見るには、1週間前にこの界隈で無料配布されたリストバンドが必要。

しかも、そのリストバンドをゲットするには、前日だか数日前に配布整理券のようなものを貰っておく必要があったそう。

リッチモンドストリートとの交差点からクイーンストリートとの交差点までの、ジョンストリート一区画にレッドカーペットが敷かれていました。

ジョンストリートの柵外には取材陣のほか、当日の昼12時から並んだ一般の人も無料で入れます。

ただし、レッドカーペットの時間とパフォーマンスエリアの入場時間が被ってしまうため、どちらも全部!というのは不可能だったみたいです。

Virginが抽選でプレゼントしていたVIPパスがあれば、話は別ですが。笑

 

並んでまではちょっと…という私のような場合でも、封鎖されていない、クイーンストリートに面したレッドカーペットの終点エリアなら、並ばないで楽しめます。

レッドカーペットの開始時間は午後6時だったので、30分くらい前に到着するように向かいました。

6月の午後6時で、この明るさ!カナダの夏は、本当に日が長いです。

到着すると、だいたい前から5列目くらい?

前の人の間から覗いたり、背伸びをしたりで、なんとか見える感じでした。

レッドカーペットの奥にCNタワーが見えるのが、いい感じです。

撮影クルーが、黒統一でドレスアップしているのがかっこいい!

なぜかこちらのポンポンが配布され、何かなー?と思っていたら。

なんと、OMIによる『Cheerleader』のパフォーマンスでスタートしました!

2015年の夏、ラジオなどで本当によく流れていた『Cheerleader』。

夏を楽しみたくなる、ノリノリのレゲエナンバーです。

まさかパフォーマンスがあるなんて思ってなかったのでびっくり。

曲名のとおり、チアリーダーのお姉さんたちを引き連れてのパフォーマンス。

観客も大盛り上がり…ではありましたが。

テレビ収録も兼ねているため(むしろそちらがメイン?)、リテイクが何回かあって、途中少し、観客の声援に疲れが見えました…。

リテイクといえば。

「レッドカーペット担当ホストの2人(Muchのパーソナリティー)が映画『BACK TO THE FUTURE』の自動車・デロリアンで到着する」というレッドカーペットのオープニング演出の撮影をOMIのパフォーマンスの後に行っていたようで、『BACK TO THE FUTURE』のテーマと、男性ホストによる主人公・マーティの声真似が何度も聞こえてきました。笑

2015年は、『BACK TO THE FUTURE2』で描かれていた“未来”ですもんね。

オープニング撮影が無事終わり。

ディズニーチャンネルスターから俳優、スーパーモデルまで、豪華なゲストやプレゼンター、ノミネートされたアーティストたちが、いよいよレッドカーペットに到着しだします。

女優、ニコール・アーバーのi Phone絵文字ドレスは印象的でした。

取材に足を止めるゲストやアーティストたち。

女優、ミュージシャンのデビー・ライアン。

私の中で彼女のイメージは、ディズニーチャンネルのドラマ『スイート・ライフ オン・クルーズ (The Suite Life on Deck)』や『ジェシー! (Jessie)』なので、このメイクにブロンドヘアだと、一瞬誰だかわかりませんでした…。

同じくディズニーチャンネル出身の女優、ベラ・ソーンもプレゼンターとして来ていたのですが、見つけられず残念。

日本にもファンの多い、カーリー・レイ・ジェプセン。

ピンクのドレス、まさにカーリー!って感じで似合ってたなぁ…。

とっても丁寧にファンサービスをされていました。

モデルのジジ・ハディッド。

この白ジャケットの背中には、デカデカと『#HADID』の文字が貼り付けられていました。

それをサラッと着こなせるのが、さすが。

一際、黄色い声の大きかったニック・ジョナス。

ソロシンガーとして活躍中の彼ですが、兄2人と組んでいたアイドルロックバンドJonas Brothers時代からの人気は健在ですね。

ファンサービスも爽やかでした〜。

尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)という皮膚病ながら、トップモデルとして活躍する、トロント出身のWinnie Harlow。

ウィニー・ハーロウのファンサービスも、とっても丁寧で気さくでした。

コーディー・シンプソンも成長したなぁ…。

私のイメージは、この写真で止まってました。


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デビュー当時の印象って引きずるものですね。笑

そして、最後に到着したのはホストのエド・シーラン。

なんだかんだで、いちばん歓声が大きかったのはこの人でした。

 

アダム・ランバートやフォールアウトボーイなど、見れたけど上手く撮影できなかったり、そもそも見つけられなかったり、なんてこともありましたが。

「まあ、どちらかというとライブが観たいし」と開き直ることにしまして。笑

レッドカーペットの終了後は、特設ステージそばに設置されたビジョンでパフォーマンスの様子を観れたりもしたようですが。

レッドカーペットの終了は午後8時半頃でしたが、それでも、この明るさ。

日差しの強さで体力も限界だったので、そこで会場を後にしました。

 

語学学校から寮へ帰るのに通っていた道にレッドカーペットが敷かれ、そこをセレブやスターが歩いている非日常。

音楽が好きな人も、そんなに興味がない人も、きっとテンション上がるはず。

毎年6月20日前後に開催されているので、開催日にトロントに滞在されている方は、ぜひ行ってみてほしいなと思います。

パフォーマンス会場への入場や、レッドカーペットの公開ルールなどは年によって変わる可能性が高いので、時期になったらMMVAsの公式サイトでチェックしてくださいね。

Watch the iHeartRadio MMVA

 

トロント国際映画祭では、日本の俳優や女優の方もレッドカーペットを歩かれますが。

MMVAsでは、まだ日本のミュージシャンによるノミネート歴はありません。

インターナショナル部門が少ないので、狭き門ではありますが。

いつか日本のロックバンドやシンガーがノミネートされ、あのレッドカーペットを歩いている姿が見れたらいいなぁ…とぼんやり思ったりしました。

 

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