ワーホリって何?

「カナダで何してるの?留学?」と訊かれると、私は少し困ります。

最初の数週間だけ語学学校には通いましたが、カナダ滞在期間のほとんどを何かの学習には費やしてはいません。

わたしがカナダに来た目的はずばり、「実家を出てみる」でした。

25年間実家暮らしだった私。

大阪も地元もだいすきで、結婚するか海外に出るかくらいしか実家を出る理由がなかったのです。笑

「だいすきな日本を外側から見られる」というオプションと“1年間の期間限定”ということもあって、25歳にして独り立ち体験を試みました。

つまり、冒頭の質問の答えは「生活している」なんですが。

それではイマイチ伝わらないので、「ワーホリしてる」とか言ってみてます。

正しくは「ワーホリを利用して海外生活している」ですね。

ワーキングホリデー、略してワーホリ

聞いたことはあっても、イマイチよく知らない言葉。

私自身も、よくわかっていませんでした。

ワーホリとは、ビザの制度の一種だと私は理解しています。

つまり、滞在方法のことですね。

正式な呼び方は国によって異なるようですが、便宜上ワーホリビザとさせていただきます。

実際、working holiday visaで通じるし。

読んで字の如く「働きながらの休暇」。

観光しながら、その費用を稼ぐためにアルバイト程度ならしていいよ、という観光ビザに簡易的な就労許可が付いている特殊なビザと、私は捉えています。

もちろん学校に通うのもOKで、学校に通いながらアルバイトをするというのが許されるビザのなので、ワーホリビザを利用しての語学留学というのがいちばん一般的な利用法だと思います。

あくまでholiday、観光休暇を目的とするビザなので通常の就労ビザと較べて取得しやすいビザです。

が、取得には条件があります。

年齢制限(だいたい18歳以上25歳or30歳以下)などのワーホリ申請条件やビザ取得にかかる料金滞在可能期間(だいたい1年か2年)、募集期間、受け入れ人数、申請方法は国や年によってバラバラ

また、ワーホリビザを使っての滞在はひとつの国につき一生に1回しか認められません。

※基本的には別の国ならOK

何より、ワーホリで行ける国は限られています

なぜかというと、ワーホリ制度というのは二国間協定という2つの国同士の約束で実施されている、それぞれ別個のものだから。

なので、ワーホリを実施していても日本とは協定を結んでいない国もあります。

そしてもちろん、協定を結んでいる国から日本へワーホリに来る方もいらっしゃるというわけです。

2015年4月現在、日本人がワーホリできる国はこちら。

  • アジア:韓国/香港/台湾
  • オセアニア:オーストラリア/ニュージーランド
  • アメリカ大陸:カナダ
  • ヨーロッパ:フランス/ドイツ/イギリス
    /アイルランド/デンマーク/ノルウェー

申請先は、それぞれの国の大使館や移民局ということになります。

わたしがこれまでに経験したワーホリ申請は、まずは2013年のイギリス

イギリスのワーホリ募集は毎年年明けに一度のみ。

受け入れ人員は1000人と少ないのに対し、希望者はとても多いので抽選となります。

しかも、その抽選方法はなかなかお手軽。

通常のメールに名前、生年月日、パスポート番号、連絡先などを記入し、イギリスのYMS募集専用アドレスに送信するだけ。

※YMSとはイギリスのワーホリビザの名称、Youth Mobility Schemeの略称です。

送られてきたメールの中からランダムで1000名選ばれ、当選発表の日に、当選者にのみ本格的な申請へ進む案内が届くんだそう。

だそう、というのは私は当選できなかったため、そのメールを受け取っていないからですね。笑

申請料金が発生するのは当選してからの手続きでなので、年齢制限内でパスポートを持っている人なら送るだけ送ってみよう!と気軽に応募できるため、倍率は20倍とも言われています。

募集要項は毎年変わる可能性が大きいです。こちらはあくまでも2013年時の情報です。

ちなみに、ワーホリビザに外れはしたものの、どうしてもイギリスに行きたかった私は代わりに観光学生ビザを利用しての短期留学を決行しました。

そして、もうひとつ申請したワーホリビザは、2014年のカナダ。

現在使用中のワーホリビザです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA