ムーミンワールド(フィンランド)2015

 

訪れた日:2015年8月23日(日)

1993年に開園したフィンランドのナーンタリにあるムーミンのテーマパーク、ムーミンワールド(英:moominworld/芬:muumimaailma)。

「フィンランドにはムーミンハウスが実在する」というのを小学校の教科書で知って以来の、“ムーミンちにお邪魔する!”という約15年越しの夢がついに叶いました!!

ムーミンワールドの営業は、毎年6月から8月にかけた夏の3か月だけ。

私が訪れた2015年は、6月6日〜8月23日のオープンだったので、最終日ギリギリでの訪問となりました。

他の期間は、ムーミン谷の住民たちが長い長い冬眠をしてしまうんだそう。

ただ、2月の後半にも1週間だけ、Winter Magicとしてオープンし、雪がたくさん積もったムーミン谷で遊べます。

ムーミンの本にも、冬眠中にムーミンが1人起きてしまった冬のお話『ムーミン谷の冬』があるので、それに因んでいるのかな?と思ったり。

2018年夏の営業は、6月9日〜8月26日。

8月13日以降は開園時間が短くなり、利用できなくなる施設もあるので要注意です。

 

ムーミンワールドがあるナーンタリは、フィンランド第三の都市で9つの自治体で構成されるトゥルクの8区に当たる街。

日本からトゥルクへは、まず飛行機でヘルシンキのヴァンター空港へ飛び、ヘルシンキ市内のヘルシンキ中央駅へ移動、鉄道に2時間ほど乗れば到着です。

↓空港からヘルシンキ市内へのアクセス・ヘルシンキで宿泊したホステル↓

↓ヘルシンキからトゥルク鉄道移動↓

トゥルク中央駅は街の中心部であるカウッパトリ(Kauppatori/マーケット広場)から1kmほど離れており、バスで約10分かかります。

また、お隣の国スウェーデンの首都・ストックホルムからは、トゥルクはヴァイキングライン(VIKING LINE) 及びタリンクシリヤライン(TALLINK SILIJA LINE)のフェリーで結ばれています。

片道11時間ほどかかりますが、夜行便を利用すればあっという間で便利です。

↓ヴァイキングライン乗船レポ↓

フェリー乗り場からカウッパトリまでもバスで1本、10〜15分ほど。

↓トゥルク観光・市バスの乗り方↓

トゥルクのバスターミナル?と思うほど、カウッパトリ周辺にはバス停がたくさん集まっており、T7がナーンタリへ向かうバスのバス停。

バスにも“Naantali”(ナーンタリ)と目的地が表示されるので安心。

ナーンタリへもトゥルク市街地と同じ片道3.00ユーロなのが嬉しいです。

綺麗な草原が広がる車窓を眺めていたら、40分ほどでナーンタリに到着。

バス停からは、徒歩20分ほど。

【google map】

まずは、バス停を背に左側、向かいにスーパーがある道路をまっすぐ進み、

ハンバーガー屋さんを右へ角を曲がります。

あとはまた、ひたすらまっすぐ。

普通の住宅街なので少し不安になりますが、途中に案内もあるので、信じてまっすぐ進みます。

ムーミンカラーのお家発見!かわいい。

井戸も発見!実際に使われていたもののようです。

正面にアイスクリーム屋さんが見えたら、ムーミンワールドはもうすぐ。

アイスクリーム屋さんの右隣には、ナーンタリ教会のある綺麗な公園。

アイスクリーム屋さんの裏側が、ナーンタリの観光案内所。

その奥には、公共トイレもありますよ。

観光案内所内には、ナーンタリのパンフレットやムーミンワールド内のマップがありました。

マップは、フィンランド語やスウェーデン語はもちろん、英語にロシア語、そして…日本語も!

海外旅行をする際は、日本人はお邪魔する立場なので、優遇されていなくて当然という心構えでいます。

なので、たまに日本語の案内があったりするとキュンとなります。

ムーミンのアニメ化を手がけたのが日本であり、日本人観光客も多いからなのでしょうが、日本人として嬉しいしありがたい。

開くと、表はこんな感じ。

裏返すと、ムーミンワールドの全体マップです。

ムーミン島全体が、ムーミンワールドなんですね。

ムーミンハウスは、2つの山に挟まれた谷部分、ムーミン谷にちゃんとあるのが憎たらしいほどに素敵です。

本当に可愛いので、部屋のポスターにしようとフィンランド語版もいただきました。フィンランド語読めないのに。笑

 

観光案内所を出てトイレの方へ進むと、更に奥にはボートがたくさん停泊している港が広がります。

私は行けなかったのですが、この港沿いをムーミンワールドと逆方向にまっすぐ進んだところにも、ムーミンの期間限定オフィシャルショップがあるよう。

2018年は、ムーミンワールドのオープンより少し早い5月24日から8月26日までの営業です。

営業時間は、5月24日:11:00〜16:00、5月25日と26日:10:00〜18:00、5月27日:10:00〜17:00、5月28日から6月8日:11:00〜16:00。

6月9日以降はムーミンワールドの開園時間と同じで、6月9日から8月12日:10:00〜18:00、8月13日から8月26日:12:00〜18:00。

【google map】

ムーミンカラーの可愛いお店は、ストリートビューで確認できますよ♪

Moomin Shop in Naantali’s Old Town

Location:Mannerheiminkatu 3 Naantali, Finland 21100

 

港に沿って右へまっすぐ進むと…

ついに、ムーミン島へ渡る橋の入り口です!

先に見えるこの島全部が、ムーミンワールド!

島の直前には、キャラクターたちの旗が風になびいています。

島に入ると…ムーミン谷の警察官さんが、敬礼でお出迎え!

この時点で、テンションだだ上がりです。笑

 

事前にオンラインチケットを購入している場合は、最初の分かれ道を左へ進んだゲートから入場できます。

この年の最終日ということで、もしチケットが売り切れていたら…と不安もあったので、チケットはオンラインで購入していたのですが、「せっかくならメインゲートから入場したい!」と右側へ進みました。

少しだけ坂道を行くと、メインゲートに到着。

門をくぐると、チケットブースがあります。

入場料は毎年のように変更になっているようで、2015年の入場料は27.00ユーロ(税込)でした。

大人も子供も同じ値段ですが、2歳未満は無料。

2018年の入場料は30.00ユーロ(税込)ですが、オンラインチケットだと2.00ユーロ引きの28.00ユーロ(税込)になるほか、2日間入場できる2デイズチケットや1人当たりの料金が割安になる4〜6名向けのファミリーチケットも購入できますよ◎

オンラインチケット購入はこちら⇒ムーミンワールド公式チケットサイト(英語/フィンランド語/スウェーデン語)

 

入場すると、チケットブースには子供向けの名札シールがありました。

チケットブースにあるリーフレットにも日本語版が!

しかもこのリーフレット、かなりお得なクーポン券付きです。

使うのがもったいないくらい、デザインがかわいい…。

マップの裏には、各マークの案内やショーのスケジュールが記載されています。

イベントというのも、ムーミンワールド内の各所で開催されるミニショーです。

 

チケットブース正面には『願いの井戸』があります。

コインを投げ込んでお願いをすると、願いが叶うかも?

ちなみに、投げ込まれたコインは回収され募金になるそう。

 

また、入場してすぐ右手にあるニョロニョロの絵が描かれた建物はトイレ。

手前には、ムーミンワールドの全体マップがあります。

このマップ、オンラインでもチェックできます♪

ムーミンワールド公式サイト|マップ(英語)

 

まずは、入場ゲート近くにある『エンマ劇場』へ。

フィリフヨンカ夫人のおばに当たるエンマさんは、“劇場ねずみ”と呼ばれる劇場清掃員のおばさん。

ムーミンのお話で登場するのは、『ムーミン谷の夏まつり』。

ショー開演の少し前になると、劇場のお掃除が終わったエンマさん自らが出迎えてくれます。

中に入ると、なかなか立派な劇場。

この時間のショーは、『スニフのグラモフォンダンス』というミュージカル。

登場キャラクターについては公式サイトをチェック⇒ムーミン日本公式サイト|キャラクターアーカイブ

グラモフォンとは蓄音機のことで、スニフが古い蓄音機を見つけてきたところから始まります。

スノークのおじょうさんことノンノンことフローレンとムーミンも登場し、優雅なダンスを披露しているかと思いきや…

いたずら好きのスティンキーが登場。

スティンキーが蓄音機をいじるとヒップホップが流れ出し…

スニフがブレイクダンスを披露したり、みんなでストンプをしたり、なかなかカオスな展開に。笑

場面が転換して、スナフキンも登場。

ちなみに、上のビジョンは字幕用。

このショーはミュージカルなので字幕はありませんでしたが、お芝居のショーは、ロシア語字幕のスウェーデン語版と英語字幕のフィンランド語版の2パターンが用意されていました。

トフスランとビフスランも登場。

まさかの大きさとメイクにびっくりしました…。笑

 

エンマ劇場の並びには、綿菓子屋さんを挟んで、レストラン『ムーミンママのキッチン』があります。

北欧の街中と同じく、通りの名前が壁に貼られているのがおしゃれ。

“Mumindalsvägen”はおそらく、スウェーデン語で“ムーミン谷ロード”かな?

『ムーミンママのキッチン』の入り口は、こちら。

お隣は、『スニフのブティック』。

ぬいぐるみやマグカップなどはもちろん、可愛いムーミングッズがたくさんのおみやげ屋さんです。

写真を撮り忘れてしまったのですが、親戚のちびっこたち用にアイスキャンディーメーカー(ジュースを入れて凍らせるとアイスキャンデーになる容器)を2つ購入しました。

あと、自分用にショップバッグを購入。

ムーミンワールドオリジナルの商品で、“MUUMIMAAILMA NAANTALI”と明記されているのが嬉しいし、何より1.50ユーロ(税込)でリーズナブル!

色は一色しか売っていなかったのですが、調べているといろんな色があるようなので、何色が手に入るかはお楽しみ。

おみやげを入れるのにも、おみやげとしてもピッタリです。

 

少し戻って、『ムーミンママのキッチン』の向かいは『プロメナード』。

別料金になりますが、フェイスペイントやゲームができます。

この辺りの雰囲気は、ナーンタリの街並みと似ていて可愛らしいです。

『プロメナード』の並びには、『ムーミンママの揚げドーナツ』。

揚げたてドーナツが購入できます。

10個入り6.00ユーロ(税込)、15個入り8.00ユーロ(税込)、20個入り9.00ユーロ(税込)が選べます。

15個入りと2.20ユーロ(税込)の紅茶を購入。

紅茶は自分でお湯を注ぐんですが、カップがね、使わずに持って帰りたいくらい可愛いんです。

紅茶のティーバッグもムーミンパッケージ。

日本語でも小さく「頑張れ!」と書かれているので、フィンランド語をはじめ数か国の言葉で「頑張れ!」と書かれているようです。

『ムーミンママの揚げドーナツ』の隣は、『ミイのじゃがいもシアター』。

“シアター”と言いながら、カーリーフライドポテト屋さんです。

またも写真の撮り忘れなんですが、ソーセージ2本とカーリーフライドポテトのセットが7.20ユーロ(税込)、レギュラーサイズのジュースが2.70ユーロ(税込)でした。

『ムーミンママの揚げドーナツ』と『ミイのじゃがいもシアター』の斜め向かいは、インフォメーションセンター『案内所』。

落し物や迷子のケア、怪我の応急処置など対応してくれるほか、『本屋』と『ムーミン郵便局』が併設されています。

『ムーミン郵便局』からお手紙を出すと、オリジナルのムーミン消印を押してもらえますよ♪

『案内所』のお隣は、サンドイッチやパニーニなどが売っているフードコート『ピックニック』。

『ピクニック』のそばには、お菓子専門店『ミイのキャンディ』もあります。

紹介したほかにも食事やおやつを購入できるお店は数か所あり、『バーガー』や『ピザ&パスタ』、キャラクターにちなんだ『フィリフヨンカのワッフル』や『トフスランとビフスランのアイスクリームバー』など種類も豊富。

 

『案内所』のお向かいには『警察署』!

なかなかリアルな牢屋にどきっとしてしまいますが…

中に入るとオフィスには警察官の帽子が置かれていて、へムル署長とスティンキーの馴れ合いごっこができちゃいます。

『警察署』を出て、パッと右を向くと…

ムーミン谷のシンボル、『ムーミンハウス』が!

夢に見たムーミンハウスを目の当たりにして、「本当にムーミン谷来たんだなぁ…」と1人じーんとしてしまいました。笑

なんだかもったいなくて、『ムーミンハウス』にお邪魔するのは後にしました。

ちなみに、手前の小さい家はゴミ箱です。可愛い。

…と、『ヘムレンの庭小屋』で何やら人集りが。

ヘムレンさんが、ミニショー『ヘムレンの植物学研究』の真っ最中でした。

一緒にいるのは、ムーミンママ!

本当に、どんな時でもハンドバッグと一緒なんですね〜。

ショー終わりのヘムレンさんとムーミンママ。

ヘムレンさん、ポーズ取ってくれました。素敵。

ショーがやっていない時間は、『ヘムレンの庭小屋』は自由に出入りできます。

ジョウロが何種類もあるのが、収集癖のあるへムル族っぽい。

小屋内にも、植物がたくさんです。

庭小屋というだけあって、立派なお庭ももちろんあります。

『ヘムレンの庭小屋』のお隣は『消防署』。

中に入ると、こんなところにスティンキー。

いたずらかな?笑

消防署内には、ムーミン島全体の電子マップがあったり。

消防車の模型と本物の消化器があったり。

かなりリアルな給水設備があったり。

火事の起きないムーミン谷でも、万全の設備で安全を見守っているんですね。

『消防署』のお向かいは、『ムーミンハウス』そして…2015年の新アトラクション『ムーミンの家』!

ムーミンパパが自ら自分たちの家『ムーミンハウス』を建てたことに憧れたムーミンが、“自分の家”を建てることに挑戦したんだそう。

初めての挑戦ということで、少しいびつではありますが…

中からスタートする滑り台になっていて、素敵な遊び場に仕上がっています。

デザインはアニメ『楽しいムーミン一家』のエピソード「ムーミンの建てた家」と同じデザインですが、作られた経緯が違うので一安心。

アニメでは、しばらくムーミンハウスに滞在することになったミイの幼い兄弟たちが家を荒らすので、自分だけの家を建てよう!って頑張ったのに、結局その家をミイの兄弟たちに乗っ取られちゃうんですよね…。

ムーミンワールドのムーミン谷では、そんな悲劇は起きなかったようなので良かったです。笑

 

『ムーミンの家』を出ると、『ムーミンハウス』の前でムーミン谷の住人たちがグリーティング中でした。

カップルに話しかけるフィリフヨンカ夫人。美人。

私の憧れであるムーミンママですが、ちびっこにもムーミンよりムーミンママが人気。

スノークのおじょうさんことノンノンことフローレンとスナフキン。

スナフキンがカメラ目線くれました。笑

ムーミンママが大人気とはいえ、ムーミンだってもちろん人気者。

ちびっこを食べているようにも見えますが、ハグしてるだけです。笑

全然ちびじゃない、ちびのミイ。でも、大きさなんてどうでもいいじゃない。

私が日本人だとわかると、「コンニチハ〜♪」と片言で挨拶してハイタッチしてくれました。

少し引き返して、ムーミン谷向かって右側の山を散策。

『おとぎ話の小道』というコースになっています。

『警察署』の手前にある入り口。

各ポイントには、こんな看板が掲げられています。

英語だけを抜き出すと…

Fairytale path
Step into a fairly tale and join the adventure! On the path you will meet many kinds of forest dwellers, so pay attention!
“One day, two peculiar, small travelers arrived at the Moominvalley carrying a large and mysterious suitcase. The suitcase attracts other visitors, whom you will be able to meet on the path!”

訳してみると…

おとぎ話の小道
おとぎ話に飛び込んで、冒険に参加しよう!この小道で、あなたはいろんな森の住民たちに出会うでしょう。だから、注意深くね!
“ある日、妙で小さな2人組の旅人が、大きくてミステリアスなスーツケースを運びながら、ムーミン谷に到着しました。そのスーツケースは、この小道であなたが出会う他の旅人たちをも魅了します!”

というように、そのポイントのちょっとした解説と、自分も物語の登場人物になったかのような一節が書かれています。

読まなくても楽しめますが、難しくない文章ですし、フィンランド語、スウェーデン語、英語で書かれているので、読める場合は読んだ方がもっと楽しめると思います。

『おとぎ話の小道』に入って最初の小屋。

ここがトンネルになっていて、この小屋を通り抜けて物語を進んで行きます。

トンネルを抜けた先にあるのは、『魔女とアリサの家』。

強力な魔女クラリッサと、その孫でムーミンたちの仲良しの魔女見習いアリサのお家です。

玄関にいる大きな蜘蛛がリアル!

家の中を覗けます。

家の外で煮込んでいるのは、鼻くそのスープ…らしいです。

『アリサと魔女の家』でもミニショー『魔女とアリサのおまじない練習』が行われます。

どうやら、鼻くそのスープを使ったおまじないを練習するよう。

ショーの前後もクラリッサはツンケンしていますが、さすがアリサちゃんは笑顔でニッコリ。可愛い。

ムーミンワールドには、ところどころこんな貼り紙も。

へムル署長のイラストと共に、“ムーミン谷の住民専用”。

スタッフやキャストなんていないんです。

みんなムーミン谷の住民なんです。

こういう言い回し、素敵です。

…と、隠れている“妙で小さな2人組の旅人”ことトフスランとビフスランを発見。

最初、『エンマ劇場』のショーで2人を見たときは衝撃でしたが、もはや可愛く見えてくるのが不思議です。

2人は2人だけの奇妙な言葉でクスクス笑いあっては、おとぎ話の小道の中をコソコソと頻繁に移動しているので、遭遇率は高いと思います。

『迷路』、そして…

『ニョロニョロの洞窟』!

ニョロニョロたちには、ここでしか会えません。

いい感じに発光してます。

洞窟を抜けて少し行くと、突然の手作り顔出しパネル。

でも、この“ゆるさ”がムーミンワールドの良さ。

切り揃えられた林の木は、穴に向かって叫ぶと反響したり、楽しい遊具になっています。

そして辿り着いたのは…

『モランの家』。

不気味な女の魔物で、唸るような声と冷たいオーラでみんなを怖がらせ、凍らせてしまうモラン。

家の中は、もちろん寒いです。

不織布を使った、つららのような演出が技あり。

『モランの家』を出れば、最後のポイント『急流とつり橋』。

急流を下れば、ゴール。

the End
After a long journey in the forest it’s nice to cool down by the sea. Would you rather go swimming to the right first or meet the Moomin family to the left? Pick your direction and continue to a new adventure!
“Thingumy and Bob won’t give up their ruby and they make a wish from the Hobgoblin. They wish that he had his own King’s Ruby. This way the Hobgoblin can finally have his own ruby. At the end of the successful party, there are fireworks on the beach and all is well again in Moominvalley.”

おわり
森での長い旅の後は、海でクールダウンするのがいいよ。あなたは、まず右側へ進んでスイミングがしたい?それとも左側へ進んでムーミンファミリーに会いたい?あなたの道を選んで、新しい冒険を続けよう!
“トフスランとビフスランはルビーを渡さず、飛行おにに願います。彼らの願いは、飛行おにが飛行おに自身のルビーの王様を手に入れることでした。これは、飛行おにが、ついにルビーを手に入れる方法です。お祝いパーティーの最後、ビーチでは花火が上がり、ムーミン谷には再び平穏が訪れました。”

私の訳が下手なのが申し訳ないですが…

ムーミンファンなら気づかれた方もいるのでは?

そう。『おとぎ話の小道』は、『たのしいムーミン一家』をベースに作られていたんですね。

 

『おとぎ話の小道』最後の看板に海辺を進められたので、海辺へ向かいます。

…が、その前に『ヘムレンの家』へお邪魔します。

実は奥行きが結構あるヘムレンさんち。

可愛らしいキッチンのお向かいには、ここにも植物がたくさん。

そして、昆虫学者でもあるヘムレンさん。

リビングには、蝶の標本がたくさん。

書斎では蝶の研究。

まったりとしたベッドルームのデスクでも、何やら研究中?

そして、ベット横にも蝶の標本がたくさん。

本当に好きなんですね…。笑

『ヘムレンの家』を通り抜けると、裏には『巨大カボチャ』が。

2015年の「ムーミン、家をたてる!」のように、毎年テーマがあるムーミンワールド。

2013年は巨大カボチャがテーマだったようなので、その時にできたのかな?と予想。

アニメ『楽しいムーミン一家』のエピソード「ママの秘密」が由来で、ヘムレンさんに教わってこっそりムーミンママが植えたカボチャは、みるみるうちに大成長。

最後にはみんなでくりぬいて料理したわけですが、余ったカボチャでお部屋を作ったらミイが気に入って寝床にしちゃうんですよね。

ミイちゃんは今も寝泊まりしてるのかな?と思わせるような、ちょっとしたベッドと簡単なキッチンがありました。

ここのキッチンは立ち入り禁止のロープは張られていなくて、おままごとOKです◎

カボチャの更に奥には、人魚の顔出しパネルが。

アニメ『楽しいムーミン一家 冒険日記』のエピソード「竜の涙を捜せ!」に登場した、怪我した人魚かな?

その先には、ムーミン一家の『スイミング小屋』へと続く桟橋があります。

桟橋のそばには、『ドロンとエドワード』。

『ムーミンパパの思い出』で語られるように、立ち往生していたムーミンパパの船を助けてくれたこともあるエドワード。

怪我した人魚を助けてくれたのも、エドワードの涙でした。

夏の間はムーミン一家の『スイミング小屋』。

みんなが冬眠している間は、おしゃまさんことトゥーティッキが居座る場所。

窓ガラスがすごく綺麗。

小さなスペースですが、救命道具もバッチリです。

少し戻って、『キッズビーチ』の方面へ。

『スニフのサマーコテージ』のところが関所になっていました。

ビーチからは、ムーミン島の外にもつながっているので、再入場スタンプを警察官さんに押してもらいます。

ちなみに、コテージの中は小綺麗な感じでした。笑

抜けた先にある『キッズビーチ』!

なんとこのビーチ、水着を持ち込んで泳いだり、器具や材料を持ち込んでバーベキューしたりが無料でできちゃいます。

そして、さすがフィンランド。

2015年時点では、7〜15歳は1.00€、16歳以上の大人は2.00€でサウナも利用できたよう。

とはいえ、海の家的な売店『ムーミンパパのコーヒーポット』がクローズしてしまう8月10日以降の営業でも利用できたかはわからないので、気になる場合はご確認ください。

ムーミンパパのコーヒー、飲みたかったな…。

 

ビーチから戻ると、『ムーミンハウス』のお隣にあるステージ『ミニエストラディ』で…

ミニミュージカルショー『警察署長の非凡なひらめき』が行われていました。

ミイちゃん仕切りのもと、ムーミンパパママ夫婦と息子カップルが仲良くダンスしていて可愛い。

いよいよ『ムーミンハウス』にお邪魔…する前に、もう一度周辺を見て回ります。

ムーミンちの井戸も『願いの井戸』だそうで、ここに投げ込まれたコインももちろん募金へと回されます。

ムーミンちの近くには、マップには載っていない『スニフの家』もあります。

『ムーミンハウス』の半居候なので、あってないような自宅なんでしょうけど。笑

それでは、いざ!『ムーミンハウス』にお邪魔します!

↓ムーミンハウス内の様子↓

 

『ムーミンハウス』から出ると、『ミニエストラディ』で、今度はミニショー『ムーミンの大工仕事』の最中。

パパに教わりながら、家を建てるためのお勉強かな?

観客に混ざって、警察官さんとスナフキンも一緒に観劇しているのが可愛かったです。

 

念願の『ムーミンハウス』を満喫したところで、今度はムーミン島の左側の山を散策します。

こちらの散策ルートは、『自然の小道』。

『ヘムレンの家』と『巨大カボチャ』のあたりに戻り、桟橋を渡らずに左へ進みます。

すると出てくるのが、『ムーミンパパの船』!

エドワードが助けてくれた、海のオーケストラ号ですね。

航海士室も見学できます。

デッキから見下ろすと、船モチーフの遊具もあります。

海のオーケストラ号から降りた先にあるボートハウスには、おしゃまさんことトゥーティッキが!

先へ進むと、『スノークの工作&ホスリとソスリのビン』というワークショップエリア。

こちらは、スノークのおじょうさんことノンノンことフローレンの真面目なお兄ちゃん・スノークの小屋。

内部はスノークらしく、賢そうなもので埋め尽くされています。

ホスリとソスリは、ロッドユールと妻ソースユールのフィンランド名。

発明家フレドリクソンの甥であるロッドユールは、ムーミンパパの冒険仲間。

ロッドユールとソースユールの子供が、ムーミンの友達・スニフだったりします。

コレクター気質で、コーヒー缶の中で暮らすロッドユール。

ビン=コーヒー缶なんですね。

見つけたボタンは貯め込んでしまうロッドユールらしく、内部の床はボタンで埋め尽くされています。

その上に定規を通路として横たわらせているのが、ハイセンス。

周辺には砂場があったり。

コーヒ缶とスノークの小屋の間のテーブルスペースで、お絵かきなどのワークショップも開催されます。

警察官さんが、ちびっこのお絵描きを見てあげてました。ほっこり。

さらに進むと、『大統領展望台』。

なぜ“大統領”展望台なのかというと…

ここから、フィンランド大統領の別荘が見えるからなんだそう。

その先には、『スナフキンのキャンプ』。

人がいっぱいすぎて写真が撮れなかったんですが、時間になるとここでスナフキンが『おとぎ話のひと時』としてフィンランド語、スウェーデン語、英語で物語を話してくれます。

そのすぐそばには『はだしの小道』。

砂や小石が敷かれていたり、水たまりがあったりと、ちびっこたちが裸足できゃっきゃと遊んでいました。

そして『おとぎの森』。

大きな本から聞こえてくる物語を聴きながら、ハンモックやマットの上でお昼寝ができちゃいます。

小さな赤ちゃんは、その隣の『休憩所』でパパやママと一緒に小鳥のさえずりを聴きながら。

ちょっと座って見たら、このマットすごい快適でした…。

『自然の小道』を抜けた先は『ムーミンパパの写真館』。

ムーミンと一緒に写真が撮れちゃう写真館です。

『ムーミンパパの写真館』の先は、『ハンバーガー』や『トフスランとビフスランのアイスクリームバー』そして『スニフのブティック』へとつながっています。

ムーミンワールドを一周ぐるっと堪能したら、最後はもう一度『エンマ劇場』へ。

英語字幕フィンランド語劇『ムーミンが家を建てる』を鑑賞して、私の初めてのムーミンワールド訪問は幕を閉じました。

 

ムーミンワールドには、ディズニーランドやユニバーサルスタジオのようなライドアトラクションはありません。

だからこそ、小さい子が見て触って遊べる素敵なテーマパークでした。

ひとつ「すごいなー」と思ったのが、いろんな家族が遊びに来ていたこと。

日本人の駐在員さん家族なのか、お父さんとお母さん、子供と両親が話すときは日本語なのに、お兄ちゃんと妹ちゃんが話すときは北欧の言葉だったり。

北欧人らしきパパとハーフの娘ちゃんが、バリバリの関西弁で会話していたり。笑

何語であれ、親子や家族でコミュニケーションを取りながら遊んでらっしゃる姿がとても素敵で、私も子供ができたら小さいうちに絶対また来よう!と誓いました。

そしてムーミン谷の住民は、ちゃんとムーミン谷の住民だったのも印象的。

『ムーミンハウス』の模様替えをはじめ、毎年のようにどこかしらが変化するので、何回行っても楽しめるのも魅力ですね。

ただ「ムーミンハウスを見たい!」という気持ちだけで遊びに行ったムーミンワールドでしたが、想像をはるかに上回るクオリティで、大好きなテーマパークのひとつとなりました◎

ムーミンのお話も、また読みたいな…。


 

Muumimaailma(Moominworld)

HP:moominworld.fi(英語)

参考:ムーミン日本公式サイト(moomin.co.jp)

 

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