カテゴリー別アーカイブ: 通貨と消費税とチップ

クローネ?クローナ?ユーロ?北欧のお金

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北欧5か国である、アイスランド、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、フィンランド。

5か国間を周遊する際はシェンゲン協定により入国審査は基本的に免除されるので、「入国拒否されたらどうしよう…」というドキドキはしなくてすみます。笑

シェンゲン協定について⇒シェンゲン協定とは記事へ

ただし、5か国とも異なる通貨を使用しているため、現金は両替が必要。

尤も、北欧はキャッシュレッシュ社会なので、クレジットカードやデビットカードがあれば特に困ることもないですが、使用通貨が変われば日本円との為替レートも全く違ってくるので、旅行中の買い物時はレートチェックが必須です。

北欧5か国の使用通貨について、日本円との為替レート消費税率と一緒にまとめてみました!

 

アイスランド(Iceland)

アイスランドの使用通貨は、アイスランド中央銀行が発行・管理している自国通貨のアイスランドクローナ(íslensk króna)

ISKまたはkrと略され、複数形はクローヌル(Krónur)。

2007年までは1ドル=約60クローナでしたが、2008年の金融危機で1ドル=約125クローナになったことも。

2018年現在では、1ドル=約105クローナ前後まで回復・安定しています。

日本円とのレートは、100クローナ=約105円前後

以前は補助通貨オイラル(Aurar)の硬貨も、5オイラル、10オイラル、50オイラルの3種類が発行されていましたが、100オイラル=1クローナと少額のため、2003年に廃止されました。

現在は、500クローナ、1000クローナ、2000クローナ、5000クローナの紙幣4種類と、1クローナ、5クローナ、10クローナ、50クローナ、100クローナの硬貨5種類が流通しています。

消費税は25.5%だった頃もありましたが、2015年1月1日からの改正により、現在は消費税率24%となっています。

ただし、食料品や生活必需品、ホテル等の宿泊料に適応される軽減税率は、その際に7%から11%に引き上げられました。

 

ノルウェー(Norway)

ノルウェーの使用通貨は、ノルウェー銀行が発行・管理している自国通貨のノルウェークローネ(norsk krone)

NOKまたはkrと略され、複数形はクローナー/クローネル(kroner)。

私が訪れた2015年当時は10クローネ=約170円前後でしたが、2018年現在は10クローネ=約130円前後で落ち着いています。

1クローネ=100オーレの補助通貨オーレ(öre)硬貨は、2012年に廃止。

現在は、50クローネ、100クローネ、200クローネ、500クローネ、1000クローネの紙幣5種類と、1クローネ、5クローネ、10クローネ、20クローネの硬貨4種類が流通しています。

消費税率は25%

ただし、食料品や生活必需品には15%、公共交通料金、映画館や博物館、運動施設の利用料、ホテル等の宿泊料には12%の軽減税率が設定されています。

 

デンマーク(Denmark)

デンマークの使用通貨は、デンマーク国立銀行が発行・管理している自国通貨のデンマーククローネ(dansk krone)

DKKまたはkrと略され、複数形はクローナー/クローネル(kroner)。

ノルウェーと同じく補助通貨はオーレ(øre)で、1クローネ=100オーレ。

10クローネ=約150〜200円の間で推移しており、2018年現在は10クローネ=約170円前後

現在は、50クローネ、100クローネ、200クローネ、500クローネ、1000クローネの紙幣5種類と、50オーレ、1クローネ、2クローネ、5クローネ、10クローネ、20クローネの硬貨6種類が流通しています。

しかし、1983年に公開されたデビットカードによる電子決済システム“Dankort”が定着しており、政府も完全キャッシュレス化に向け2017年1月に新たな紙幣の発行を廃止および造幣局を閉鎖、なんと2030年には現金を完全に廃止することを決定済み。

デンマーク硬貨はデザインがすごく可愛いので、ちょっと残念な気もします…。

消費税率は25%

食料品や生活必需品の軽減税率は設けられていませんが、新聞や雑誌(月1回以上発行されるもの)のみ消費税率0%となっています。

 

スウェーデン(Sweden)

スウェーデンの使用通貨は、スウェーデン国立銀行が発行・管理している自国通貨のスウェーデンクローナ(svensk krona)

SEKまたはkrと略され、複数形はクローナー/クローネル(kroner)。

ここ10年は10クローナ=約100〜200円の間で振れ幅がありますが、2017年と2018年で見ると、10クローナ=約120〜140円前後

補助通貨はオーレ(öre)で、1クローナ=100オーレですが、50オーレ硬貨は2010年に廃止。

現在は、20クローナ、50クローナ、100クローナ、200クローナ、500クローナ、1000クローナの紙幣6種類と、1クローナ、2クローナ、5クローナ、10クローナ硬貨4種類が流通しています。

しかし、2012年にサービスを開始したスマートフォンの決済アプリ“Swish”の普及もあり、デンマークと同じくスウェーデンも著しくキャッシュレス化が進んでいます。

スウェーデンも、消費税率は25%

ただし、食料品や生活必需品のほか一部衣料品やレストラン、ホテル等には12%、公共交通料金、書籍や新聞、文化イベントやスポーツイベントの入場料などには6%の軽減税率が設定されています。

 

フィンランド(Finland)

北欧5か国のうち、EU(欧州連合/ヨーロッパ連合)に加盟しているのはデンマークとスウェーデンとフィンランドの3か国。

上記のとおり、2018年時点ではデンマークとスウェーデンは自国通貨を使用しています。

EUとユーロについて⇒EU?ユーロ?シェンゲン協定?欧州滞在基礎知識記事へ

そのため、フィンランドは北欧で唯一ユーロ(EURO/€)を採用している国です。

2013年から2015年にかけて1ユーロが約150円近くだったこともありましたが、2016年に決定したイギリスのEU離脱の影響もあり下落、2017年2018年は1ユーロ=約130〜135円前後で落ち着いている印象です。

消費税率は24%ですが、食料品購入や飲食店での代金には14%、ホテル等の宿泊料や公共交通料金、施設の入場料のほか本と薬は10%の軽減税率が設定されています。

フィンランドの消費税制に関してもう少しだけ詳しく⇒フィンランドの消費税記事へ

 

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フィンランドの消費税

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フィンランドはEU(ヨーロッパ連合)加盟国。

通貨もEURO(€/ユーロ)を採用している国です。

EU?ユーロ?シェンゲン協定?欧州滞在基礎知識記事へ

 

しかし、税制はもちろんフィンランド独自のもの。

価格表記は税込ですが、レシートなどに内訳を記載することが法律で定められています。

レシートを見ると、消費税はALV(alv)と表記されています。

フィンランドの消費税制は付加価値税。

Arvonlisävero(アルヴォンリサヴェロ)の略称で、英語圏でVAT(Value-added tax)と表記されるのと同等の意味です。

3段階に分かれているので、ALVではなくVERO1V1などと表記されている場合もあります。

veroとは、フィンランド語で『税』の意味です。

2017年現在の税率は、2013年に引き上げられたもの。

VERO1(V1)は基本の税率で、24%。

VERO2(V2)は食料品や飲食店での税率で、14%。

VERO3(V3)は宿泊料や鉄道料金、施設の入場料のほか本と薬にも適用される税率で、10%。

医療費や社会保障サービス、教育などは税金免除です。

酒やタバコは、それぞれ酒税とタバコ税も加算されます。

 

ちなみにチップについては、飲食店やタクシーなどサービス料込みの価格なので特に払わなくて大丈夫。

ただし飲食店やタクシーで良いサービスをしてもらったら、コインで1〜2ユーロを渡すのはアリ。

なので、現金で支払う場合はキリのいい金額を払ってお釣りはもらわない、くらいが良いと思います。

 

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カナダのお金

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カナダの通貨はCanadian dollar(カナダドル)。

カナダ国内では単純にdollar(ダラー)です。

2ドル以上は複数形でdollarsになります。

通貨記号は、アメリカドルと同じで“”。

稀にアメリカドルが使えるお店もあり、その場合は、アメリカドル=USD/カナダドル=CADと併記されています。

 

お札は$100、$50、$20、$10、$5の5種類。

硬貨は$2、$1、25¢、10¢、5¢の5種類。

 

¢とはcent(セント)のこと。

セントも100¢=$1なので、やはり$1.99表記がほとんど。

その場合は、「1 dollar 99」もしくは「one 99」と、省略して言います。

アメリカでもイギリスと同じく、1¢コインは1pennyと呼ばれるそうですが。

イギリスのお金記事へ

そうです、カナダには1¢コインがないんです。

でも、17¢なんて端数を請求されたりします。

カード社会(銀行のデビットカード利用が多い)ですし、カード支払いだとそのまま支払えるので問題ありませんが、現金払いのとき、おつりはどうなるの?と思いますよね。

なんと、1〜4¢はニ捨三入されるんです。

つまり、1¢〜2¢=0¢、3¢〜7¢=5¢、8¢〜12¢=10¢(以下同)というわけ。

正直、ややこしくて慣れないです。

ニ捨三入済の額で請求してくれたらいいのに…と毎回思います。笑

ややこしいといえば、紙幣やコインのデザイン。

新旧入り乱れですし、何より25¢コイン!

オリンピックなどの記念コインでも、カナダの人は惜し気も無く支払いに使うので、レジで働いている側だと最初のうちは混乱します。

また、稀に間違えてアメリカのコインで支払ってくる人もいるので要注意。

アメリカの25¢コインはサイズが微妙に異なるのですが、忙しいときなどは正直気づけません。

もっとも、レート的にはアメリカ¢コインのほうが高価なのですが。

※2015年4月末現在:1カナダドル≒100円/1アメリカドル≒120円

 

コインそれぞれに愛称があり。

$2=toonie(トゥーニー)、$1=loonie(ルーニー)、25¢=quarter(クオーター/4分の1の意)、10¢=dime(ダイム)、5¢=nickel(ニッケル)と呼ばれます。

toonieとloonieはカナダ限定(アメリカのコイン流通は25¢以下のみが主流)ですが、¢コインについてはアメリカと共通の愛称のよう。

また、dollarsのかわりに”bucks”という単位を聞くこともあります。

そう、日本でもおなじみのスターバックスの”バックス”です。

$100を100 bucksと言ったりします。

dollarsよりbucksの方が言いやすいため、よく使われるスラングです。

 

2015年5月現在、消費税は、国に支払うGST(Goods & Sales Tax)という連邦税5%と州に支払うPST(Provincial Services Tax)を合算して請求されます。

GSTには、野菜・肉・卵・牛乳など加工前の食料品や缶の食糧品、住居家賃、処方箋薬など、免税措置のとられているのもがあります。

PSTのパーセンテージは物品や州によって異なり、0%の州もあれば、こちらも食糧品や生活必需品、医療や教育などの日常生活に関わるサービスや家賃などは免税される州が多いようです。

つまり、消費税0%のものもあるということですね。

私の滞在しているオンタリオ州を含む、いくつかの州ではGSTとPSTを一体化して徴収するHST(Harmonized Sales Tax)という総合売上税を導入しており、オンタリオ州の消費税は一律HST13%です。

とはいえ、他の州と同じく食料品などGSTも州税にあたる 8%も非課税となるもの、4ドル以下の書籍や新聞(雑誌除く)、オムツや生理用品等、州税にあたる8%が免除されるものなど細かくは分けられています。

 

ちなみに、食料自給率が100パーセントを超えてるだけあって、お野菜や果物などは1コあたりの値段は安いです。

ただし、1パックあたりの量が1人暮らしには多かったり、小さいサイズのバターと倍のサイズのバターの値段が同じだったりということもあったりして、よく悩みます…。

Best Before(賞味期限)との戦いの日々です…。笑

 

チップは、レストランもタクシーも10〜15%が基本。

ファストフード店やコーヒーショップなど、食事を席まで運んでもらわない方式の飲食店の場合は基本的に必要ないです。

オンタリオ州のレストランの場合は消費税額が13%なので、請求レシートをチェックして、消費税額と同額以上の額を支払っておけば問題ないです。

きちんとしたサービスには、カナディアンは20%近く支払うのが普通なよう。

オンタリオ州の最低賃金(時給)は現在11ドル、レストランのサーバーなどで9.55ドルです。

ただし、チップを換算して最低賃金以下で雇っている雇用主がいたり(違法です)、アメリカの最低賃金は7ドル程度ですがアメリカ政府はチップも賃金の一部と見なすので、サーバーの賃金は3ドル未満なんてこともザラなよう。

そんなわけで北米(特にアメリカ)では、チップはサーバーにとって貴重な給料の一部なためシビアに請求されます。

つまり北米でのチップは気持ちというより、商品代金とは別に、サービスに対して直接対価を支払うようなもの。

私自身、一度お客様に「このチップは君が全額を受け取るんだね?」と確認されたことがあります。

少しでもオーナーがチャージするなら払わない、僕は君のサービスに対して払うんだ、と。

そう言っていただいた時、チップがどういうものなのか少しわかった気がしました。

 

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イギリスのお金

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 イギリスの通貨はpound(ポンド)

2ポンド以上は、複数形でpoundsとなります。

発音的には、パウンド(ゥ)とパウンズですかね。

日本の”¥”にあたる通貨記号は“£”です。

ちなみに、重さの単位としてのpoundはlb(libra/リブラ=秤)で表記されます。(英米共通)

 

お札は基本的に、£20・£10・£5の3種類。

£50ってのもあるらしいですが、あまり流通していません。

そして硬貨。

£2、£1、50p、20p、10p、5p、2p、1pの8種類。

とはpence(ペンス)のこと。

penceはpenny(ペニー)の複数形なので、1pのことだけペニーと呼びます。

ローファーシューズのひとつ・ペニーローファーの名前の由来はこのペニーで、切り込みのところにペニーコインを挟めるからだと言われています。

左右1枚ずつで合計2ペンス携帯できるので、公衆電話が2ペンスで使えた時代の緊急連絡用だったなんて説もあるようです。

 

昔は6ペンスコインという硬貨もあったそうで。

今ではlucky charm、幸運のお守りとされていて、サムシングフォー(something four)と呼ばれる花嫁が身につけると幸せになると言われている4つのもの、『something new新しいもの/something old古いもの/something borrowed借りたもの/something blue青いもの』は日本でも有名ですが。

こども向け詩集『マザーグース』でも、そのサムシングフォーに付け足して「靴の中に6ペンスコイン」なんて歌われています。

 

100p=£1なので、£1.99などと小数表記されていることが多いです。

話すときには、「1 pound 99」とpenceを省略したり、「one 99」と、poundすら省略されることもあります。

 

イギリスはEU加盟国ですが経済通貨同盟には参加していないので、euro(ユーロ/€)は一部企業や店舗を除き基本的に使えません。

 

2015年4月現在、£1≒¥175〜180。

わたしが滞在していた頃は、£1≒¥150〜170でした。

日を追うごとに高くなっていって、日本円ベースで生活するのはきつかったです…。

ちなみに消費税は、生活必需品に関してはナシ。

贅沢品にのみVAT(Value Added Tax)と呼ばれる付加価値税20%課税されます。

シンプルなビスケットは無課税でも、チョコチップクッキーは贅沢品。

基準がよくわからなかったので、課税対象かどうかを気にして買い物したことは正直ありませんでした。笑

外食にはもちろんVATが課税されます。

それに加えてチップも支払わないといけないし元のお値段も日本と較べると高いので(正直、1ポンド=100円で計算しても高いと感じました)、外食は日本の倍はお金がかかります…。

 

さて、チップ。

最近のイギリスのレストランはサービス料が請求にあらかじめ含まれているところが多いです。

請求レシートをチェックして「service charge」として支払いの10〜12.5%程度の額が上乗せされていたら、あまり気にする必要はありません。

書かれていなかったら、自分で税別額の10〜12.5%程度を上乗せします。

その額から請求額の端数を繰り上げたり(割り勘しやすい)、

余ってるコインをさらに加算して、「おつりは要らないよ!」という感じでお金を置いていけばOKです。※基本はテーブル会計

外食するときの英語記事へ

タクシーも同じ。

タクシーの請求はもちろんサービス料別なので、10%加算して切りのいい数字に繰り上げるか余っているコインを足して、「おつりは要らない」でOK。

 

ヨーロッパはチップ文化のある地域ですが、北米ほどチップに対してシビアではない印象。

カナダのお金記事へ

「日本にはチップの文化がないから、支払い方がいまいちよくわからない…」と戸惑う私に、友達のフランス人Aちゃんが「1回ね、本当に最悪な接客にあったことがあって。グループで行ってたんだけど、チップとしては全員1セントコイン(ユーロにおける1ペンス)だけ置いてお店を出たことあるよ!嫌みでしょ?笑」と母国でのエピソードを話してくれました。

このAちゃんの武勇伝?のおかげで、チップ恐怖症がマシになった私。

Aちゃん、ありがとう。笑

 

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